「昭和の刑事」ブルータル・ジャスティス Jun Tanakaさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和の刑事
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冒頭、売人摘発シーンは、メル・ギブソンらしく昭和の香りがする。「リーサル・ウェポン」から命を落とさず、順調にキャリアを積んだら、この作品の主人公になったというストーリーが頭に浮かぶ。それだけで結構楽しい。
銀行から奪った金をギブソン扮するブレッドとヘンリーで山分けすることになったが、ビデオがトラウマのブレッドは、強引にそれを奪おうとして、銃で撃たれてしまう。
呆気ない死だった。銀行員が殺されたのも、仕方ないという素振りだったが、自分の死も仕方ないといった様子で、すんなり受け入れてしまった。不思議な潔さを感じる。「リーサル・ウェポン」で破天荒な刑事の末路には、相応しいではないか。
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