「人生の成功率のパーセンテージ」ブルータル・ジャスティス ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
人生の成功率のパーセンテージ
S・クレイグ・ザラー監督作品は初見。
噂にたがわず面白い。
基本的には群像劇だが、中盤あたりまではメル・ギブソンとヴィンス・ヴォーンの停職刑事コンビのお話。
車内でのくだらない会話シーンはタランティーノ作品よりも分かりやすくて面白い。
ヴィンスが死ぬ直前に「車に責任はない」と言うあたりはかわいそうだが笑ってしまう。
対照的と言えば対照的だが、強盗団のパシリ運転手をやらされる黒人のヘンリーとビスケットもスリムとマッチョみたいなへんなあだ名つけられてアゴで使われてはいるが、意外にまとも。
結局勝ち残るヘンリーも、約束通り最後まで義理堅い男だった。
だが、ただただ銀行員の人達は浮かばれなさ過ぎ。
出社を渋ったケリーは何が原因だったのか、とても気になる。
人質の女性も結局無駄に死んでるし。
そして1番の謎は、強盗団のブラック・グローブとグレー・グローブ。
コンビニで小銭盗むのにライフル撃ちまくる必要があるのか。
ザラー監督の狙いは彼らをどこに位置してたんだろう。
いや、特に意味はないかな。
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