「正義感ある妻想いの夫」スパイの妻 劇場版 りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
正義感ある妻想いの夫
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NHKBS8Kで放送したテレビドラマと知らずに映画館に行った。
第二次世界大戦前(戦争中も?)の関東軍(満州の日本軍)が秘密裏に行った(とされる)生物兵器開発と人体実験。そんな非人道的な行為知り、海外へ公表することでやめさせようとする正義感あふれる商社の社長とその奥さんの話。
実際はドイツやアメリカも生物兵器開発をやってたらしく、日本軍だけを責めるのはおかしいんだけどね。
どこまでも夫について行き、夫と一緒にスパイ活動(国家秘密の公表)をしようとする妻。その妻を巻き込みたく無い夫。お互いの愛を感じる作品。
蒼井優演じる妻の怪演、高橋一生演じる夫のつかみどころのない怪しさ、どちらも良かった。
秘密公表の為ににアメリカに密航しようとして憲兵に捕まり、自分が持ってたビデオを上映した時の聡子が最高。
戦後、夫は死んだそうだが、(殺された?)
妻のアメリカ行きも含めて、結末がよくわからなかった。
いずれにせよ、当時の風景やピリピリした雰囲気も感じられ、鑑賞中はドキドキ出来た良い作品だった。
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kossyさんのコメント
2020年10月26日
りやのさん、コメントありがとうございます。
色んな心の動きが感じられますよね~
スパイの妻もスパイみたいな心の動き。
ただ、甥が拷問に耐えかねて優作の名前を出したら・・・などと考えると、かなり危険な賭けだったのかもしれませんよね。