「【”色を受け入れた時、貴方は恐怖を支配できる。”波乱の人生を歩んだスペイン人画家、ジュゼップ・バルトリの波乱万丈の人生をアニメで描いた作品。】」ジュゼップ 戦場の画家 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”色を受け入れた時、貴方は恐怖を支配できる。”波乱の人生を歩んだスペイン人画家、ジュゼップ・バルトリの波乱万丈の人生をアニメで描いた作品。】
■第二次大戦前夜、スペイン内戦を逃れた難民がフランスに押し寄せる。
難民たちは劣悪な環境の収容所に閉じ込められ、憲兵たちからも酷い扱いを受けていたが、画家のジュゼップは人間性を保つため、壁や地面に絵を描き続けていた。
そんな彼に新米憲兵のセルジュは鉛筆と紙を与え、2人は固い友情で結ばれる。
◆感想
・ジュゼップ・バルトリ(1910~1995)は、フランコが起こした内戦の中、共和国軍の一員として抵抗する。
その後、フランスへ逃げるが、フランス政府により強制収容所に入れられる。が、過酷な生活の中、黙々と白黒の絵を書き続けた。
・今作が沁みるのは、新米憲兵セルジュとの間に育まれた友情であろう。激中でも描かれているが、セルジュは彼に紙と鉛筆を渡してくれ、セルジュはそれに収容所の悲惨さを、白黒のタッチで描いて行くのである。
<その後、メキシコに亡命したジュゼップは、フリーダ・カーロと出会い、イラストレーターとして人生を取り戻して行くのである。>
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