「邦題に偽りあり」デスマッチ 檻の中の拳闘 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
邦題に偽りあり
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ボクシングシーンが全然ない。
デスマッチは最後にちょこっと、申し訳程度についていただけ。
ボクシングではなく、バトルロイヤルの単なる殺し合いだし。
かみさんがシャブ中毒な元海兵隊・ボクサーと、人殺しの麻薬売人(こっちがフランク)の二人が、「檻の中で行われる屈強な男たちと拳だけで闘う伝説のデスマッチで賞金10万ドルを手にする」夢のため、旅をする話。
ボクサーはあちこちで強盗したり、闇ボクシングしたり。
麻薬売人は道々で、強盗したり殺したり。
それぞれ、非道な方法でノミネート費用を集める話がほとんど。
オッさんたちの犯罪ロードムービーを見せられても、何が楽しいのか分からなくて困る。
おまけに、残虐なシーンは全て暗闇で行われるため、何が起きているかわからないままに過ぎるし。
「どんな手段でも戦って生き残らないといけない」というほど、アメリカの貧困層の悲惨さを見せたかったかもなと推測はするものの。
それって魅力なのか、アメリカの実情を知らない身にはよく分からなかった。
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