「ダメ人間だらけ」本気のしるし 劇場版 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
ダメ人間だらけ
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インターミッション(休憩)を挟んだ後半の加速感が素晴らしい。
ドラマ版はイライラが溜まってしまい、録画したまま再生を止めてしまったのだが、その先に面白さがあった。
土村芳が演じた浮世が、前半は他者と共依存しないと生きられないメンヘラにしか見えなかったのですが、途中で違うと気がつく。
「弱い人間に自分が求められて寄り添っていないと生きている実感がない」=「自ら道を選んだことのない、受身以外の生き方を知らない」人間なのだと。
依存といえば依存なのだが、おそらく「自分がない」ことが一番の問題。
頼まれたことしかできない人間。
実にめんどくさい。
現実にいたら、私なら「勝手に弱い人間と一緒にのたれ死ねばいい」と放置するタイプ。
そして、森崎ウィンが演じる辻こそ、自分のない流される人間であり、浮世と根が同じタイプなのだと。
そこに近づいてくる人間も、当然「精神の弱い、他者依存型」。
なので、ダメ人間オール大行進状態で、そう分かれば楽しめましたわ。
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