ザ・パラサイト 寄生する獣のレビュー・感想・評価
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空虚
連邦捜査局が連続殺人事件(単独犯)と判断し、各々の管轄の警察が複数犯もしくはカルト教団によるものだと見解を示す、州をまたいだ謎の同時多発的死亡事件を、関連すると思われる大量の記録映像をルイザ・モレイラ博士の調査記録という名目で繋ぎ合わせ、また彼女を監視する対象を描き出す事で1つの作品という体を無理くり為すことでアプローチしていく...
共生関係、利害の一致といったところで、「地獄の変異」(2005),「ショートウェーブ」(2016),「リバイアサンX 深海からの襲来」(2016) といったところに近いのかなと思ったのだけど、そちらよりも...
調査を進め真相に近づいていくとともに露わになっていく彼女が抱える孤独、その要因となった動機(記憶)を失いただ目的のみが取り残された空虚さ(虚無さ)、がラストの “それ” へと投影されるという話が本意なのだと思う。その点では、「ザ・ヴォイド」(2016) や「黒い箱のアリス」(2017) が近いのかな...
正直何のためにやってたのかわからないし、そもそも何をやってたのかすらわからないからどうしようもないんだよな、コレ。
それだけの影響力と感染力があるにも関わらず何でそんな効率悪いことやってんの?と終始謎だし、その場所としてアメリカが舞台という説得力も皆無。今のご時世不謹慎になってしまうんだけど、アメリカよりも狙うべき場所いっぱいあったでしょ(小声)。
全部謎なんだよ・・・
女性のある部位に関して明確に真と偽を区別させようとするシーンがあるんだけど、これってコンプレックス的な意味合いでの空虚さってとところを示唆・暗示してたのかな? そうなると、「アンビュランス911」(2015) がチラつく。
「スピーシーズ」シリーズ...「メン・イン・ブラック」シリーズ...「地獄の変異」(2005)...「宇宙人ポール」(2011)...「プロメテウス」(2012)...「ザ・ベイ」(2012)...「アンビュランス911」(2015) ...「ヴァイラル」(2016)...「ショートウェーブ」(2016)...「ザ・ヴォイド」(2016)...「リバイアサンX 深海からの襲来」(2016)...「新REC レック デッド・ビギニング」(2016)...「エイリアン:コヴェナント」(2017)...「黒い箱のアリス」(2017)...「ストレイン 沈黙のエクリプス」...
モキュメンタリーにしては
もう一つ真剣みのない雰囲気が漂う。
なんだろう…この感じ…啓発セミナーのビデオみたい。
観るものとしての面白さは置いてきたようだ。
説明してくれる女性博士の水泳シーンや半裸の女性が襲いかかってくるシーンが目立つのは何故だろう?
答えはストーリーがありきたりでつまらないから。
で、内容はこんな感じ。
ふざけた高校生二人組がホームレスにインタビューしていた映像が研究者の元に送られる。
高校生がインタビュー中、ホームレスから黒いなにかが入った入れ物を差し出されると、突然中から飛び出したモノに襲われる…高校生の一人は頭を内部から裂かれて死亡、もう一人は1か月後警察に保護される。その際に高校生はホームレスから渡されたノートを抱えていた…。
ホームレスは10年前、家族でヨットに乗っていた際に何かに襲われ、父親が死亡、母親は行方不明となっていた。
はい、もう誰だって想像つく。寄生生物の仕業って。映像でも明らかにおかしいのだが、まともに調べる奴がおらんと言うことを女性研究者が訴えるシーンが繰り返される。
繰り返されるのは良いが段々表情が異様になっていく。
寄生された人間は狂った雰囲気で制御が危うい統合失調症様になっており、会話は出来るが一方的な感じ。
で、オチは大体見当がつく。
正直スピーディーさが無い。
大した内容じゃない分、ダラダラと物語が進むとダレて仕方ない。
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