「変貌」劇場版 BEM BECOME HUMAN U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
変貌
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なんかとんでもないスケール感になってた。
新作になってからは今回が初見。
こんな事になってんだ、とポカーン。
旧作を模したオープニングが流れた時に訳もなくゾクっとする。幼い時に見た記憶が結構根深く残っている事に驚く。これが重症化したのがトラウマと呼ばれるものならかなりキツい。
さて、どんな話しが始まるのやらと息を呑んで見始めるものの…案外平和だ。
平和どころかあまり話しが進んでいかないようにも感じる。なので、所々寝る。
後半は香港映画の「新感染」の如き、怒涛の妖怪人間達が押し寄せてきて結構おぞましく、耳に残る呻き声の大合唱だ。
更には巨大な化物…最早怪獣のように巨大なものまで現れ、ベムの背中に羽根まで生えて、終盤は大アクション大会が開催される。
「ええええええええっ!?」
コレは俺の心の声だ。
映像的にはホラーテイストも相まってかなり派手なのだが、初見の俺にはついてくのが精一杯だ。
昔々に見た記憶をたどるに、結局、妖怪人間よりも人間の方がおぞましく、それにいちいち傷つくベロみたいな構図を思い出し、社会派な印象だった本タイトル。
容姿による人種差別問題とかも暗に匂わせてたような気もする。
50年の時を経て、こんなに様変わりしたのだなあと驚きを隠せない。
ともあれスリラーxアニメってのは今となっては珍しく…一周回って新しいのかな、とも思う。
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