「Final Seasonへの入門編」「進撃の巨人」クロニクル A.Gawagorakさんの映画レビュー(感想・評価)
Final Seasonへの入門編
作品から離れていた人や、Final Season(2020年10月~)から見始める人へのガイドとなる、TVアニメ第1期~第3期の総集編劇場版。
原作やTV版で特徴的だった、若者への抑圧、復讐(「駆逐してやる」)の負の感情、大人たちの臆病な振る舞いは省略され、エレン、アルミン、リヴァイらが自分たちの行く先を「選ぶ」「選択する」ことに焦点を当てている。
season3に至って、主人公たちは作品当初のように理不尽な状況に流されるだけでなく、自分たちの意思で選び、進むことが必要になってきた。
そうした作品の変化をうまく捉え、Final Seasonに接続しているように思う。
3Dマップを利用した立体起動アクションをはじめ、アニメーション的見せ場や人間関係の見せ場を澤野弘之のBGMに乗せてどんどん見せていくので、作画好きの人も見に行って損はないと思う。
瞳孔や、巨人の肌など素材の貼り込み処理も美しい。
より詳しく見たくなったら配信などでTV版を見て欲しい。
なお、season3の作画でリヴァイとエレンは実にイケメンに描かれている。
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