「「生きろ」」キングダム2 遥かなる大地へ こけさんの映画レビュー(感想・評価)
「生きろ」
私は、漫画やアニメを一切見ておらず前作の「キングダムI」を見て本作を鑑賞したという流れである。
上映時間134分の半分以上はアクションシーン、映画館ではIMAX、DolbyAtomsをお勧めする。
今作のストーリーは隣国、「魏」が「秦」に攻め込んでくるという前作同様に内容の展開がシンプルだ。
今作の私が思うMVPはやはり「羌瘣」だ。謎に包まれた風貌、女性とは考えられないほどの圧倒的強さ、でもその裏では大切な人を思う主人公「信」と同じような心をもった同胞であるということ。物語序盤の自己紹介のシーンでの「嫌いなことは話すこと」と言っていた「羌瘣」が物語が進むにつれて、仲間を率いたり、奮起させたり。狭い世界で生きてきた彼女にとって「信」と出会うまでは本当の自分自身の心を殺していたのだと思う。そんな自分自身の心を殺していた「羌瘣」の心のフィルムが少しづつ剝がれていくのも今作の見所の一つであると思う。
前作、今作、共に普段何気なく過ごしていたら忘れてしまう夢を見る事の大切さ、何かに向かって一心不乱に突き進む雑草魂の様なものを思い出させてくれる作品であると思った。
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