「アクションの宝箱」キングダム2 遥かなる大地へ さくやさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションの宝箱
ブルース・リーからアクションが好きになったので、基本的には速くて手数の少ないアクションが好きです。
今回ならやはり、清野菜名さん演じる羌瘣のアクションが綺麗でした。
ワイヤーで吊られているのがわかる一瞬もなくはないんですが、動きによどみがなくて無駄がなくて、本当に綺麗でした。
重いアクションは、演じ手の力量がなければ、敵が勝手に吹っ飛んでくれてるように見えてしまいますが、あれだけ派手に敵をなぎ倒す演出なのに、「ちゃんと倒されてる感」があって、役者さんのアクションがお上手なんだと思います。
どこまで史実に基づいているのかは知らないのですが、「ただ強いだけではだめで、大局を見なければ、戦には勝てないのだ」ということを、縛虎申、王騎、麃公が体を張って教えてくれます。
小難しいストーリーじゃなくて、単純に「体を張っての語り」の潔さが心地よい。
映画館で観る迫力をとるか、家で思う存分歓声をあげながらのカタルシスをとるかは人それぞれですが、まずは映画館で観ておいて良かったなと覆います。
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