「ブリッジ」キングダム2 遥かなる大地へ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
ブリッジ
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脚本がなのか、原作の展開が、なのかは分からないのだが、結構台詞がスカスカな感じだ。
見ていて「?」と思う描写が多々ある。
なのだが、3への壮大な序章なのかなと思えば、しょうがないかなぁって感じ。
ほぼ戦場がメインステージなのだけれど…腑に落ちない展開の連続で、その後のフォローもない。
戦車隊の登場なんかは最たるもので、横一線ですり潰すなんて前振りはどこへやらだ。
全体的に足早な印象しかなく、結構なエピソードが消化されていく。
原作を読んだ上で鑑賞すると、諸々補完ができて繋がるのかもしれない。
そんなこんなで1の方が面白かったなあー
ただ、アクションの偏差値はすこぶる高い。
全編の8割がアクションだ。
ほぼほぼ戦ってる。それで2時間もったっていう驚愕の作品ではある。
ああ、この台詞が説明台詞に聞こえなければ…
ああ、この描写にもっと臨場感があれば…
ああ、この途中で切り込んでくる兵がいれば…
そんな演出上の都合が、空気を削いでいく。
そこで思う。
漫画原作だしな…。
多少のリアリズムの欠如は、元からの既定路線なのだしと、落胆する。
結果、その作中の中で生きようともがく俳優陣が空回りしていく。
崖の上で「おーい」と声が響く。
それから間もなく崖をよじ登ってくる手が現れる。
崖をよじ登りながら声かけたのか?
その前のカットは結構な断崖絶壁であるとの描写だぞ?…出来るだろ?ちゃんと。
どんな理由で現状を選択したのだろう?
アクションの密度とは反比例して、捻りのない演出だった。
平原に佇む2騎の大将な絵面は良かったなあ。
勝利がもたらす未来と悲哀が凝縮されてたように感じた。
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