「迫真の演技で魅せる「生きる」ということ」キングダム2 遥かなる大地へ shinさんの映画レビュー(感想・評価)
迫真の演技で魅せる「生きる」ということ
もう彼女の映画と言ってもいいのではないか、というくらい清野菜名の演技に魅せられました。大袈裟な表現ではなく、本当に胸が震えました。
もちろん彼女だけではなく、プロレスラーの真壁刀義、カメ止めで一躍有名になった濱津隆之、縛虎申役の渋川清彦…などなど素晴らしかった役者さんの名前を挙げたらキリがないのですが、全ての出演者の迫真の演技に感動しました。脇役などとは言いたくないです。皆がそれぞれの個性を出して、その人にしか出来ない役を演じていました。
前作は、原作と対比しながら鑑賞していましたが、今作は映画単体でも十分楽しめます。
今作のテーマであろう「生きる」ということ。戦とはいえ、人を殺すなど決して褒められたことではないのですが、戦場でお互いを助け合い、皆が必死に戦っている姿には胸が打たれます。そして、羌瘣のあの名セリフ。目頭が熱くなりました。
ワイヤーアクションがどうとか、ロケ地が中国ではないとか製作費がどうとか、そういった裏話もいいですが、映画として、エンターテイメントとして、十分満足できる大傑作ではないでしょうか。
今でもまだ余韻に浸ってます。
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