劇場公開日 2022年7月15日

「かっこいいけどちょっと平板」キングダム2 遥かなる大地へ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5かっこいいけどちょっと平板

2022年7月16日
PCから投稿

原作5〜7巻あたり、蛇甘平原編をベースに、平原での戦争の物語で、ずっと戦いっぱなし。
面白くないわけではないが、「物語の途中」かつ「長い戦いの冒頭」っぽくて、「早く続きを」と思いました。
信の戦闘能力の高さが描写され、かっこいいものの、画面作りもストーリー的にも、ちょっと平板な展開。
とはいえ、初陣にて「兵」としての強さだけでなく、戦略を立て戦を組み立て決断する「将」としての強さの必要性を知る信を、しっかりと描いておりました。
最初に信が戦場を観た時の、空間の広さ、兵の数に対する驚きに関してはうまくできていたと思います。

エンドロール後におまけ&サプライズ的なポストクレジットがあるので、場内が照明で明るくなるまでは帰らないことを推奨。

信が所属する伍(五人組の小隊)の兵長・澤圭(たくけい)を、『カメラを止めるな!』で主人公の映画監督・日暮を演じた濱津さんが配役されていました。
彼の外見によって(この日たまたま直前に『キャメラを止めるな!』を鑑賞し、連続して観たら、「はい、今の戦闘シーンのカメラ外はこんなトラブルが」と裏側シーンが始まる気がして)、なんだか落ちつきませんでした。

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コージィ日本犬