「デスロード in 蛇甘平原」キングダム2 遥かなる大地へ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
デスロード in 蛇甘平原
前作から何もかもグレードアップしていてびっくりした。もう134分?って思うくらい引き込まれたままだった。
なんと言っても戦のシーンがいい。中国大陸の広大な平野を数万の兵士が雲霞の如く動き、ぶつかり合う迫力にはゾクゾクする。IMAXのポテンシャルが十二分に発揮できている。
信が敵陣に先頭を切って飛び込んでいくシーンや、縛虎申が単騎で敵の守りを突破していくシーンは、アングル、音、スピードそれをとっても文句なし。
戦車と騎兵が並走しながらのバトルは、マッドマックスを彷彿させる迫力で、馬の蹄の音と車輪の音が和音となって響いてくる。
殺陣アクションは、スピード感、技のキレ、動きの美しさがミックスされていて、惚れ惚れする。特に清野菜名の剣捌きがしなやかで優美。この人、こんなにアクションが上手かったっけ?
前作では、バーフバリのような大味のアクションがあって、ちょっとガッカリしたが、今回は全くそういう野暮ったさはない。
呉慶の小澤征悦、呂不韋の佐藤浩市、そして王騎の大沢たかおと、顔圧がスゴい御人達が登場するが、眼圧に負けないオーラをまとっているので、コスプレ感など微塵も感じさせない。
2023年の次作が待ち遠しい。
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