劇場公開日 2022年7月15日

「山崎賢人さんの「信」、めっちゃハマリ役!! 日本映画めっちゃ頑張ってる!!を実感。」キングダム2 遥かなる大地へ 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5山崎賢人さんの「信」、めっちゃハマリ役!! 日本映画めっちゃ頑張ってる!!を実感。

2022年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

上映初日、川崎チネチッタのチッタ8で観賞してきました。

1作目も大作でしたが、2作目はグレードが上がってます!!!
どんどん面白くなってる。
スタッフ大健闘!!!

(最高のスタッフが集まってて、また良い現場なんだろうなあ)と思いながら見る映画って、なかなかないので、コロナ禍でどこを向いても元気がないし、売上減だとか、景気のいい話を聞かないのですが、日本映画頑張ってる!!!

役者さんも全力投球で、「信」役の山崎賢人君が最高だったのは頭で書きましたけれども、後の泰の始皇帝になる「政」役の吉沢亮君も役にハマってて、羌瘣も誰がやるんだろう、難しいだろうに、、と思ったら、清野菜名さん。最初誰か分からなかった。イメージ通りでした。動きが凄い! 漫画だから成立してると思ってた羌瘣の巫舞、完璧!!

若い役者陣が全力投球で、見てて気持ちよかったです。

最高!
(漫画が原作なので、ネタバレには、この辺まで書いても大丈夫かなというところで止めておきます)

すごいなあ! 「日本の未来は!」という歌がありますけど、こんな映画が撮れるなら、まだまだ、日本は、日本人は、頑張れる。
アジアの国々、きっと中国とも敵対せずに、尊敬しあえる盟友関係になれる。

「日本映画頑張れ!!!」とワクワクしてきました。

原作が漫画なので、原作に忠実にするとデフォルメされた表現や、王毅将軍なども、
あんなにデカい、化け物のような人間は実際にいないわけで(中国には実在するのかもしれませんが)、そのあたりのギャップの解消は、役者さんの演技力と役作りの執念とスタッフの皆さんの努力で、1よりも、かなり良くなってます。

あ、ちがうなと思ったのは、戦の最中に登場人物が長めに話をしてるから、(そんなことしてる暇ないんじゃ!!)とハラハラしたこと。あとは、安倍元総理が先日背後から撃たれたばかりので、常に暗殺の危険がある皇帝の警備する兵はもっと必死な感じなんじゃ?と思ったことろです。

初日のライブビューイングもあったので、山崎賢人さん、清野菜名さん、吉沢亮さん、大沢たかおさん、佐藤信介監督のトークライブを見ました。

佐藤監督がなんというか地味目、穏やかな感じの方だなあという印象を受けました。
芸術家でござい!と自己主張をガンガンして衝突するタイプではなく、

最高のmemberを集めて、上手にチームビルディングをして、メンバーをリスペクトをして、マネージメント能力の、調整力が高い方なんじゃないかと、だから1000人ものスタッフを動かして、大作が作れるんじゃないかと、妙に納得しました。

キャストやスタッフの一覧を見ながら、佐藤監督がどのように采配されていたのか、どうやって1000人のチームを動かすことに成功したのか、想像しながら鑑賞しても、この作品、おもしろいと思います。

山川夏子