白蛇:縁起のレビュー・感想・評価
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良い意味で王道
SnowManファンの知人に勧められ鑑賞しました。
中国産の恋愛アニメと聞いていた私は、正直期待せずに観ていたのですが、
アクション満載 伏線回収も素晴らしく良い意味で裏切られました。
展開も早く恋愛特有の飽きもなく楽しく最後まで観ることができました。
綺麗🐍
絵巻物みたいで見とれてしまう美しさ。風や川の流れに乗ってヒラヒラそよぐ花びら、雪、着物と長い黒髪に、控えめな音楽と柔らかい日本語がマッチして心地いい!ハクとセンは魅力的だしハラマキ必須♡中国の昔ばなしや伝説は、現実の中国とはかけ離れていてとても純粋でけがれのない恋物語で感動。一途さに心打たれてエンディングの曲かかるところで涙。FODで見れるようになったので何度も泣いています。笑
映像は美しかったですが
私はこどもの頃、中国制作の「白蛇伝」を見て、その柔らかい映像美がとても好きで、そのイメージがあったので、確かに主役のハクは美しい女性でしたが、やっぱりムーラン風になってて、ちょっと残念でした。でも迫力はありました。爆音音楽祭の作品になってたので、容易に映画の世界に入れました。
白蛇の化身ですごいパワーを持ってることに苦しむ清らかなハクは美しくはかない女性。続編も見てみたいと思いました。
ハイスペックゲーム機でやるハイクオリティゲームのストーリー部分を観...
ハイスペックゲーム機でやるハイクオリティゲームのストーリー部分を観てるほどすごい画像処理品質!おそらく実写と見分けがつかないくらいの人物描写も可能なはずだけど、わざとアニメに踏みとどめてる感覚でした。
日本語吹替版で観ましたが、吹替すごく良かったです!楽しめました。
画面の情報量が凄い
ビジュアルは凄い出来で3DツールのプロモーションかというぐらいCG技術のオンパレードでした。
特に新鮮な表現はないが、隙がほとんどない。(サブサーフェススキャッタリングが常にONな感じ。)
ここまで隙がないと、序盤の水から上がるところが悪目立ちしてるくる、絵コンテはいかにも分かりやすい見せ場として設定したのに結局シミュレーションが上手くいかなかったのかごまかした感じになってしまった。こういうのはあるある。
また、キャラはアニメ寄りであまり不気味な感じはない。
不気味な感じがでてるとするとむしろモーションのほう、といっても序盤の戦闘シーン数カットのみで他はほとんど気にならない。
あえて言うなら心理的にどうしても良い出来のCGはどうしても明るさを最適化しすぎてリアリティがなくなる傾向になりがちだが、アニメ寄りなので鼻につかない。
スタッフロールで業者のロゴがズラッと出てくるところでどこかで見たような(実際は見たことはない)ロゴがいっぱいでお国柄を感じました。
お話のほうはとてもベタなつくりで、誰でも楽しめるが特に驚きはないというものでしたが、最後にちらっと差し込まれる予告のスピンアウト的な続編のほうはちょっと攻めてるようなので観てみたくなりました。
映像4.5、お話2.5でトータル星3.5個
中・米映画の蜜月関係
中国映画だと思ったら、アメリカとの合作映画ということらしく、前々から思っていたことだけど、中国とアメリカってイデオロギーは真逆なのに、こと映画に関しての方向性はかなり近いような気がしていて、だからとても相性が良いのですよね。なので、これを「ディズニー映画の新作です」と言われて見せられても何の違和感もなかったと思います。
作品として面白いし良く出来ていましたが、あくまでもアメリカングローバル的な娯楽作品に仕上げていて、同じ民話でも日本の『かぐや姫の物語』の様な作品には今の中国やアメリカ映画では決してなり得ない様な気がします。
良い悪いは別問題として、例えば本作がもし中・日合作映画だとしたら、作品の方向性や仕上がりは全く違っていたことでしょうね。
そういう意味において、やはり日本という国の文化はかなり特殊なのかも知れません。
まあ、これはこれでアリだと思うし、文化面で米中これからも仲良くして下さいって感じですけどね。
中国版デズニー
まずタイトルが読めない。中国映画か。
チャラ男が記憶を失ったヒロインを救う話。ややギャグ。
良い点
・造形物が良い。とくに古物商の雰囲気がよい。
・対価犬
・本編の終わり方
悪い点
・表情が欧米
・スピードシーンの見せ方が重量感がないなど不自然な映像
・船頭の行方
・ザコキャラの扱い
・逆転劇がややせわしない
・妹の行方
・エンディング途中の謎シーン
・アイテムが主体
その他点
・せいき?
・次回作
異世界バトルのスペクタクルと、悲恋物語
なんとも、美しい。
日本語吹替え版で観賞。
中国の民族衣装独特の長い袖と裾が、ハイスピードのバトルシーンで流麗に風を切り激しくはためく様が実に美しい。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を思い出した。
中国の民間伝承である白蛇伝説は、そもそも娘に姿を変えた白蛇の化身が人間の男を喰ってしまうものだ。物語化された大抵のものは、とりつかれた男が死ぬか、妖怪退治で白蛇が葬られるかという結末。
これが、白蛇の化身が人間の男と恋に落ちる悲恋物語に形を変えて様々なストーリーが作られたのは、近代になってからなのだろう。
本作では白蛇の化身は蛇族の「妖怪」とされ、蛇狩りを民に強要する国師と蛇族との戦いを背景に、妖怪と恋に落ちた人間の若者が戦いに巻き込まれていく物語。
最新3DCGアニメーションにふさわしいスケールの戦いが描かれていて、今までで最もエキサイティングな白蛇伝になっているのではないだろうか。
ただ、国師もその部下の導師も不思議な術を使うので、妖怪も人間もあったものではない。
ともすれば邪術を擁する人間の方が強く、妖怪蛇族は抑圧され虐げられた存在のようだ。
ヒロイン「白」や妹の「青」など女性キャラクターが離れ眼で切れ長なのは、西洋から見た東洋美人のイメージを意識しているのだろうか。京劇のメイクに寄せているのかもしれない。
なんとなく岩田剛典似の村の若者「宣」に道化役の犬が付添うあたりは、ディズニーの作劇術をうまく採り入れている。
白と宣のラブシーンも織り込まれ、中米合作らしいエンターテインメント作品だ。
やはり悲恋物語というのは、二人に立ちはだかる壁が高ければ高いほど面白い。それを乗り越えようとする二人にまた壁が現れ、そして結局成就しない結末が得も言われぬカタルシスをもたらす。
この物語における壁は相当に高い。
白を愛するあまり宣は驚きの選択をする。一見破滅的な選択の様だが、妖怪世界でともに生きようとする行動であって、前時代的な自己犠牲とは異なる。
だがしかし、白を取り戻すどころか、罪のない村人を救わなければならない正義感から孤独な戦いに突入する宣。妖獣と化して制御不能となった白に対して、ゆるぎない想いを貫く宣の姿は、悲痛でもあり凛々しくもある。
欲望の権化として肥大化した国師、一族防衛の一心だったはずが征服欲に目覚めた蛇族の首領、混沌と化した戦いの中で二人が結ばれることはないのだ。
・・・そして、後日譚が描かれて幕となり、我々は来世での二人の再会を願うのだった。
中国版ディズニーって感じです。 冒頭は物語の本筋のその後で、そこか...
中国版ディズニーって感じです。
冒頭は物語の本筋のその後で、そこから過去に遡っていく感じが面白かった。
最後に無事にまた出逢えてハッピーエンド…かと思いきや、不穏な感じで終わったし、続編があるっぽいので気になります。
個人的には宝青坊の主がお気に入りキャラクターです。
悠木碧さんほんと凄い。
杉田智和さんもいいキャラで、途中の犬の鳴き声も演じられていたのでしょうか…だとしたらめちゃくちゃ本物。
曲よし映像美よしイケボよし狐さまよし
佐久間くんが吹替やるので観に行くことにしたのですが、出会えてよかった作品です。
そういう入りもあるので、キャスティングの重要性学べました。上映館少ないし。
佐久間くん、予想以上に声優よかったです。導師と少し声似てた気もしますが。イケボ万歳。
他レビューにもありますが、中国アニメどうかなぁと思っていましたが、ストーリーや映像美よかったです!!
しかし、序盤の導入箇所の展開が???で困りました。。
そして、中国アニメのイケメンのキャラデザがアゴ感がうーむとなり。その2点でマイナス0.5点
女性キャラは狐さま含め、好みでした〜!
かなり感動した。。。
中国のアニメ会社とアメリカのワーナーの共同制作。
見た瞬間はかなり◯ィズニーっぽい??って思ったけど途中から話にのめり込んでクオリティはあまり気にならなくなりました。
中国の民間伝説が題材なんですね。通りでどこかで見たことあるような感じがしました。実際にその話知ってたわけじゃないけど、なんとなくあるあるな話というか、、?
それでも感動した。アニメ制作のパワーを感じました。面白かったです。声優さん方もかなり馴染んでます。杉田智和。。。
エンドロールはオリジナル版と日本版が二重に流れるので最後まで席を立たない様に!
私の本当の名前はニギハヤミコハクヌシ、センは千尋?
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズや白蛇伝説とか、中国では幽霊・妖怪と恋に落ちる作品が多い。日本だと精気を吸い取られて衰弱するんだろうな~と思いつつ、「精気」を吸われたとき股間を調べるセンが良かった。どっちかわかんねーよてな感じ。まぁ、切り取られてたらそのまま宦官の道だなぁ。
映像は3DCGアニメ。ディズニーなんかと比べると、毛並みだとか細かさは負けている。どちらかというと、日本の山崎貴のアニメのような雰囲気。それでも臨場感はあったし、美人ばかりなのでうっとりさせてくれた。宝青坊の主も魅力的なんだけど、すげー年寄りだから・・・
記憶喪失系のストーリーで、徐々に自分の力を開花させていき、妖怪であることをセンに告白するとか、泣かせてくれる(泣かなかったけど)。
500年の時を超える壮大な恋愛絵巻。最も気になったのが続編(?)となる現代風建造物が見えたことでした。次も見ますよ、絶対。ホワイトスネイク、カモ~~ン。
2回目
Snow Manの佐久間くんがどんな声優をやってるのかという興味で観たが、すごく素敵で面白くて感動が消えずもう1度観たい!とずっと思って2回目。絵がきれい、登場人物が素敵、迫力の戦闘シーン。2回目も泣けた。中国も良いなあと思った。佐久間くん素晴らしい。もっと話題になって色んな人に見てほしい。幼児にはちょっと怖いと思う。
とても良かった
感動しました。
アクションたっぷりで、迫力があり、劇場で見るのに相応しい。愛にも溢れた伝説ファンタジー。
画像がとても美しい。
開始前に日本製アニメ映画予告編が流れましたが、その作品よりも、ずっと動きが自然で背景の造り込みも素晴らしく、訴求力のある作品でした。
主人公ふたりの愛に溢れる言葉のやりとりに感動し、後半1/3は、ずっと涙が流れてました。
女性主人公ハクは巨大な蛇の妖怪になってしまうけれど、瞳は美しく可愛らしさがありました。ホントにかわいい蛇でした。
Snow Man 佐久間君の吹き替えも良かった。
劇中歌では歌唱力も発揮。ただ、ベテランの声優さんと比較すると、少し抑揚不足で一本調子。もう少し声を抑える部分があると、もっと感情移入できたと思う。今後に期待して、星ひとつマイナス。
エンドロールは3種類で長い。
最初は筆書き縦書き中国語のエンドロールとベタベタの中国民謡か田植え唄のような明るい合唱。
次に英語版のエンドロールとロマンチックな中国版主題歌。
最後に日本語版エンドロールで、Snow Manによる主題歌と名場面回想。歌詞がストーリーにピッタリ。
男性主人公のセンの声はSnow Man佐久間君だけど、センの容姿はまるでSnow Manの目黒蓮君。細くて背が高くて少し胴長、若干イカリ型、目が離れ気味。
主題歌の歌詞がストーリーに合わせてあって、この曲のSnow Man9人の歌割りは、目黒蓮君の部分が多い。主人公センの姿は目黒君と似ているので、歌を聴いているとセンと目黒君の姿が交錯し、さらに感動的でした。
最後に続編予告がありました。続編も劇場で観たいです。
字幕版も観たいてす。
3DCGアニメの技術水準の高さとその独創性をこれ以上ないほど実感できる一作。
『羅小黒戦記』(2019)を始めとした優れた作品が突如日本を席巻した中国アニメ。今回は3Dアニメの大作が登場です。中国の古典を題材とした物語を綴る映像は、予告編のインパクトそのままに、全編にわたって緩みがなく、恐るべき完成度を見せつけます。
ワーナー・ブラザーズが製作に関わっているにも関わらず、アニメの方向性は非常に独創的。監督のウォン・カホンとチャオ・ジーについては、恥ずかしながらこれまで意識してこなかったのですが、これは『ナタ転生』も観なければ!と強く感じました。
アクションシーンは非常に激しいけど、描き方がとても緻密かつ緩急の付け方が絶妙であるため、いわゆる画面酔いをする心配はありませんでした。本作とは全く関係ないけど、この作品が見せる独創的なアクションの多くは、かつての香港武侠映画やアン・リー監督が実写で実現したものも多いんですよね…。映像を観ながら改めてそうした先達の作品が成し遂げた仕事の偉大さを実感しました。
『羅小黒』と比較して少し年齢層の高い観客を想定しているのか、直接的な描写ではないもののちょっと親子で鑑賞すると気まずくなりそうな場面が一箇所だけ(レーティングがGであるにも関わらず)あるので、家族で鑑賞を予定している人はその点だけ留意しておくと良いと思います。またこれは偶然なのでしょうが、主人公二人の日本語での発音が「ハク」と「セン」と、『千と千尋の神隠し』(2001)の二人と同じな上、性別としては入れ替わっているため、『千と千尋』ファンはちょっと混乱するかも知れません。そんな些細なことを除けば文句の付けようもないほどの傑作です!
センスが悪すぎる
高精細かつクリアだが、アートな美しさではない。
物体表面のテクスチャーには見るべきものはなく、深山幽谷においてさえCGにありがちな乾燥した空気感をもつ。
「黄山」に紅葉を貼り付けただけ、みたいな、安っぽい“ハリボテ”の背景にもあきれてしまう。
せっかく中国を舞台にしたアニメなのに、“軟玉”のような、しっとりした深い味わいが感じられなかった。
キャラクターもみな単純すぎる。ディズニー・アニメのようなキャラクターばかりで、うんざりである。
「白蛇」のもつ“魔性”も、単なる物理的なパワーにすぎず、“文学的”な味わいがない。
「はらまき」など、邪魔でしかない。
ストーリーにも深い背景はなく、“ドタバタ”したアクション活劇に終始する。
特に最後の方は、話の展開が急になって、自分には何がどうなっているのか、さっぱり分からなかった。
でもって、何が「500年後」なんだか・・・。取って付けたような変な話だ。
自分が買いかぶりすぎていたのだ。軽いラブシーンはあるものの、本作ははっきりと、“子供向けアニメ”と考えた方が良さそうだ。
そんな中で唯一、光ったキャラが、「宝青坊の主」だった。
“力わざ”だけでない、センスを感じるアニメーションで、ぐっと引き込まれる。
彼女のキセルの吸い口の“玉”には、ゾクッとさせられた。
顔が自在に変化する、奇怪な“眷属”2人も面白い。
これだけの大作だから、制作もかなり“分業制”のはず。彼女の出るシーンだけには、優れたアーティストやアニメーターが参画しているのではないだろうか。
ワーナー・ブラザースとの中国・アメリカ合作ということだが、自分はアメリカ製CG作品にはうんざりしている。
「アナ雪」がバカ売れするくらいだから、観客動員と作品の質とは無関係だと分かっているが、自分はもっと違ったアニメーション世界が観たい。
そういう現状を打破できる数少ない国が、独自の芸術・文化伝統を有する中国だろう。
自分としては、この制作者には全く期待できないので、第2作は観ないと思うが、もっとセンスの良い“中国ならでは”の美しいCG作品の出現には、大いに期待したい。
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