「私ごときが吉永小百合の演技にケチをつけるなど100年早いのかもしれ...」いのちの停車場 省二さんの映画レビュー(感想・評価)
私ごときが吉永小百合の演技にケチをつけるなど100年早いのかもしれ...
私ごときが吉永小百合の演技にケチをつけるなど100年早いのかもしれないが、あえて書く。
全く医師らしくないのである。
「一所懸命に医師役を演じようとしている」という雰囲気が伝わってきてしまう。
特に冒頭のシーンでは東京の大病院の救急センターの現場責任者という立場で、次々に運ばれてくる患者を処置しなければならなかったのだが、緊迫感がない。
早い段階で地方の小さな診療所に移ったのは正解だった。
松坂桃李はよかった。
死に際の患者の前で息子のふりをする演技は真に迫っていた。
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