「寿命は決められているのではないか」いのちの停車場 プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)
寿命は決められているのではないか
西田敏行さん演じる仙川院長が言っていた台詞。
「日本人の平均寿命があと20年長かったら、日本は飢え死にをしている」
これを聞いて、人の寿命は生まれた時から決められていて、それこそ飢え死にをしないように上手いこと入れ替わるようになっているのではないかと思った。
そう考えると医者の仕事は"命を救う“よりも"命をしまうお手伝い”の方がしっくり来るかな。
恥ずかしい話、安楽死が日本では違法であると知らなかった。
そもそも合法か違法かと考えたこと自体なかった。
死んだ方がマシなんて簡単に言う人がいるけれど、田中泯さんがもがき苦しみながら「殺してくれ!」と叫ぶシーンは居た堪れなくなった。
たしかにエピソードはどこかで見たことがあるようなモノばかりだったけれど、そのおかげでキャスト陣の圧倒的な演技力がより輝いていたので結果オーライ。
「地獄の花園」を見た後だったということも相まって、ジーンとしてしまった。
コメントする
ねもちゃんさんのコメント
2021年5月28日
プールサイド様
同じくです!私も「地獄の花園」後に鑑賞致しました
脳の切替もすっと出来る位
染みる作品でした
両作共素晴らしく
邦画もまだまだ捨てたモンじゃございませんね!👏