「【朝鮮独自の時を制定し、天を拓いた奴婢の身分ながら科学知識と技術力を備えた男と第4代王世宗との友情を、ハングル文字開発を絡ませながら描き出した作品。】」世宗大王 星を追う者たち NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【朝鮮独自の時を制定し、天を拓いた奴婢の身分ながら科学知識と技術力を備えた男と第4代王世宗との友情を、ハングル文字開発を絡ませながら描き出した作品。】
ー 15世紀の朝鮮史を軸に、明からの独立を願う第4代王世宗(ハン・ソッキ)と奴婢の身分ながら科学知識と技術力を備えた男、チャン・ヨンシル(チェ・ミンスク)の身分を越えた絆を描いた作品。ー
◆感想
・朝鮮王、第4代世宗は民衆の為に、ハングル文字を開発した名君であるが、
ー 「王の願い」で、ソン・ガンホが演じていた事は、記憶に新しい。 ー
天文学にまで興味を持っていた事を知った。
そして、朝鮮独自の時を制定するために、身分を越えて才ある人物を抜擢し、文字と並んで自らが統治する朝鮮の時をも、制定した度量の広さ、明晰さを再確認した。
・王に抜擢されたチャン・ヨンシルを演じたチェ・ミンスクの、明に阿る朝鮮臣下の一部の策略にもめげずに、明から派遣された横柄な使臣に対しての態度も、胸がすく思いで鑑賞。
<朝鮮独自の歴作り、文字作りに夢を抱いた第4代王世宗を演じた、ハン・ソッキと忠実な臣下チャン・ヨンシルを演じたチェ・ミンスクの名演が心に響く。
二人の行いを、大国、明への越権行為と思い、朝鮮の高官は二人を引き離そうとするが、”北極星の”第4代王世宗と”北極星の傍の星”チャン・ヨンシルの絆は、固かった・・。
面白き、朝鮮史の物語である。>
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