劇場公開日 2020年8月7日

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「本当は姉思いの優しい子だった」鬼手 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5本当は姉思いの優しい子だった

2021年6月5日
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ストーリーはごく単純、姉を自殺に追いやった男への復讐劇だ。
貧しい少年が偶然出会ったのは賭け囲碁の世界にいる男だった。彼に鍛えられてもともとあった才能は開花する。
裏社会の囲碁で荒稼ぎをしながら復讐相手に近づいて行く。鍛え上げた肉体はとても美しくアクションはさすがだ。韓国映画らしい残虐シーンも盛り込まれていた。
少年時代、相手に同情して力をだしきれない優しい子だった。だからなのか、最後に復讐する時も娘を盾に取ったけれど本人を自殺に追い込むだけで娘には手を出さなかった。復讐ならもっと残酷なことを考えそうだ。物足りないと思う人もいたかもしれないけれど、このラストのおかげで温かい気持ちになれた気がする。

ニョロ