「中国の業の深さ」ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
中国の業の深さ
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すごいベタ展開なんだよね。
性格はメチャクチャ良いんだけど冴えない主人公がひょんなことから力を手に入れて、綺麗な女の人が周りに居るようになって、でも意中の人からは弟あつかいでっていう。学園ハーレム物っぽいの。
それで校内トーナメント的な戦いがあって、ノーマークの主人公は、何故か勝ち上がっていきっていう。
そこから鬼王が攻めてきて、話が一気にクライマックスになるんだけど、そこもまあ、納得の展開。でも、ラストに向けてがすごかった。すごい事情を入れてくるよね。中国映画は甘くないの。
それで、主人公が暴走するところは「霊児ねえさん、早く!」と何回も思って観てたし、雪琪さんとやり合うところは「雪琪さんに、小凡は殺せない!」と思って観てた。
最後に添い遂げることを決める女の人は、その人なんだっていう話の深さも良かった。
「自分を育ててくれた人が親の仇」って別の中国映画でも観たことある設定だったんだけど、中国ってひたすら攻め込んだり、攻め込まれたりしてた感じだから、本当にそういうことが良くあったんだろうなと思う。そういう背景が、話を深くしてるんだろうな。
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