「アクション映画として純度が高い」オールド・ガード tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション映画として純度が高い
不死身の肉体を持ち千年以上の時を生きる4人の男女
米海兵隊の女性兵士が数百年ぶりに仲間入り
そこに不死身の解明をし、金儲けをしたい悪役
という非常にわかりやすい不死身ヒーロー物で安心して見れる
本作の非常に評価できる点は
見やすく、印象的なカメラワークによるアクションシーン
このアクションシーンが非常に出来が良い
一対多のアクションシーンはある程度開拓されているが
本作ではチームによる高度に連携した曲芸じみた
アクションシーンが展開される
またファンタジー、SF要素が含まれるが
ジャンルのブレがなく、アクション映画として演出されているのは好感
不死身の理由や過度な設定もない
それでいてストーリー進行も適切
ヒーロー映画として劇的な覚醒シーンが不足しているのは残念だが
スーパーヒーローではない、地に足のついた人間のアクション作品に
エッセンスとして不死身要素が付加されている程度であるため
いい塩梅になっている
同様のネタに漫画「亜人」があるが
亜人では歴史に干渉しているなどのネタはないが、不死身であるがゆえのギミックは
より考えられているのでSF的展開が足りないと思うのであればそちらをおすすめする。
良作アクション映画
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