劇場公開日 2020年11月6日

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「東京には理不尽と無駄が多い」ジオラマボーイ・パノラマガール 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0東京には理不尽と無駄が多い

2020年11月16日
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鑑賞方法:映画館

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2020年映画館鑑賞114作品目

原作未読

どう見てもミニシアター系の映画だがシネコンで上映していた

ゆりかもめに両国国技館?に高層ビル群
いかにも東京
板橋区も世田谷区も東京だが田舎で育った自分としては思い描く東京とちょっと違う

高校を中退してしまういまいちパッとしない神奈川ケンイチと彼に片思いの恋をする女子高生渋谷ハルコのラブストーリー?

必然性が感じられない無駄が多い映画だ
ケンイチと男の先生のキスシーン
ハルコと女友達とのキスシーン
恋バナに対するカープというボケ
羊をめぐる冒険に世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
大河内傳次郎の丹下左膳苔猿の壺
女子高生の自殺以外のニュース番組
UFO
などなど

突飛で理不尽な場面もちょくちょく目についた
ケンイチが喫茶店で高級娼婦のボーイフレンドに突然殴られボコボコにされるシーン
ハルコがケンイチの家に生徒手帳を届けに行ったらケンイチの姉に水をぶっかけられるシーン
高級娼婦が突然グアテマラに行ってしまう

すれ違う二人だがハルコの誕生日パーティーのサプライズゲストは神奈川ケンイチ
ところが彼は彼女を覚えていない
みんな追い出し悲観に暮れるハルコ
突然叫び出し会場に戻るケンイチ
好きとケンイチに告白するハルコ
えっやっちゃうの!?
高校生なんだから若者らしい清い交際を求める気はないけど一つ一つ段階踏もうよ
1人抜け出すハルコ
追いかけるケンイチ
朝だからって答えになっていない

東京やこの映画には理不尽や無駄が多いけれどだからこそ面白いのかもしれない

野川新栄