神在月のこどものレビュー・感想・評価
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タイトルには惹かれたが…
声優が下手なうえ、絵がいまいち惹かれない。顔に動物のヒゲのような線を書くのはなぜなのか。内容も惹かれず、我慢が続いたが、後半現代社会へのアンチテーゼがあり、そこは唯一の評価ポイントか。子どもの繊細な感情が描かれるわけでもない。予算が少ないのかあまり作り込んでいない少ない枚数で書かれた感じがした。低予算映画が悪いわけではないがそれなり。予算が少なくても脚本でもう少し魅力ある作品に出来るだろう。
加点出来る所がなく減点が多いのでこの評価。
お母さんの言う通り。自分の為に生きよう!!
子供向けでも♥
『人との絆』なんて小学校六年生の少女に無理矢理、刷り込んでは駄目だ。先ずは『自分の為に生きる事』を考えさせなければ駄目だ。男女共に12歳位から第2成長期。ただでさえ、不安定な心を宿す時期だ。『他人の為に』なんて余計な刷り込みはしては駄目だ。
先ずは自分の為に『生きる』それが大事な事。
また『走る』事が好きであっても他人と競争する事とは別の話。足が遅くとも走る事が好きな者もいる。
野球好きを例に上げると
二刀流の選手に注目するだけじゃ、野球好きと言う訳では無い。その選手のプレーする姿を見て『野球好き』と言う場合があるが、例えば、ビール飲みながら、メガホン持って『●●さん大好き、ガンバレ』って騒ぐ。それが『野球好き』と言えるだろうか?言うまでもなく、どんなスポーツでも『やって』初めて『好き♥』って言える。この場合、『●●さんのファン』
僕は『ビール』のあとに『日本酒』飲みながら『ヤクルト対阪神』を神宮の一塁側でヘベレケになって観戦した。七回の裏かな?酔った勢いに任せて、東京音頭を野次って、ヤクルトファンから怒られた経験を持つ(言うまでもなく、愚行そのもの。若気のいたり)。しかし、僕は野球好きではなく、阪神タイガースが大好きだった。野球はほぼやったことがない。
ごめんなさい。ヤクルトファンのみなさん。因みに知り合いはヤクルトファン。その話を話したら、真剣に厭な顔された。日々反省。
この日はヤクルトのホーマーが来日第一号を打った(?)
阪神が勝ったと記憶する。
1987年5月5日のようだ。
幾らファンタジーアニメでも・・・
韋駄天だった母の遺志をついで、島根まで馳走を持って走ることとなった少女の成長譚。
母の死のショックから走ることを止めた少女。「母と会えるかもしれない」の言葉を信じ島根迄走る決心をします。
道連れになった鬼、道中で出会った神々・・・彼等との触れ合いを通して、少女が成長する姿を映します。
この作品の評価は、この設定を許容出来るか・・・なんでしょうね。
少女が住んでいるのは東京。その東京から島根まで走る・・・・出来るわけがありません。
「走るのが好き」と言っても、学校内のマラソン大会で優勝を目指すレベルの12才。
時間的な問題は「時の流れ」で誤魔化せても、走る距離は変わらないわけですから、そんな体力があるわけがありません。
体力をチート設定にする方法はありますが、それではロードムービーの魅力が破綻します。
「時の流れ」を操作したことにより、普通の人々との交流が出来なくなったのも致命的に感じました。鬼や行く先々の神との交流はありますが、それはあくまで「人」と「神」。「人」と「人」の触れ合いが描けないのであれば、ロードムービーとして物足りなさを感じます。
また、根本的に少女が「走る」に拘ることに納得感がありません。
例えば、少女が高校生位で、陸上競技に打ち込んでいる・・・ならどうでしょうか?全国大会で優勝を目指す少女が、母親の死をきっかけに走れなくなった・・・なら、このストーリーも納得がいくかもしれません。また、この設定なら、「東京から島根を走る」も可能性を感じることが出来るかもしれません。
到着時間の制約があるのに、その時間を描けていないのは勿体なく感じました。
疲労で苦しむ部分もまったく描けていないのも勿体なく感じました。
声優の配役についても疑問があります。人間は俳優、神々は声優という区分けのようでしたが、演技の手法も実力も違う役者を混ぜ合わせても、違和感を増幅するだけです。
俳優を使うのであれば、主要キャラは俳優で固めた方が、映画としてはまとまりが出るように感じます。
厳しいことを羅列しましたが、作画は劇場版として恥ずかしくないレベル。私的評価は、その分だけ少し加算しました。
じんわりと沁みます
亡くした母と無くした自分に会いに行く、幼い少女の物語。
神道をテーマにしており、全国の津々浦々の社を巡るロードムービーみたいでもあります。
その美術面も中々美しく、日本を旅してる感じもしますね。
あとその風景や少女の心情を彩る、市川淳の音楽が良いです。miwaも歌も良かったですね。
CVも役者や声優がすごい豪華でした。
反面作画がやや軽く、キャラデも少しクセが強いですか。
脚本も少し児童書的な纏めになってはいるものの、親子の絆は良く描かれており、じんわりと沁みる作品でした。
理不尽な心に向き合う
お話はシンプルで、ひょっとしたら説教くさく、いろいろな展開に無理がある。
それはそれでいい。子どもの抱える自分の理不尽で矛盾に満ちた心と向き合う話。
物語だっていろいろと矛盾と向き合う。でも、どんなことにも前向きになれるきっかけはある。
それが、母との思い出だったり、自分の好きなことであったり。
時にそれが、自分を苦しませるきっかけであったり。
子育てをする親も同じ。父親は母親にはなれず、自分を責める。
願いは、そんな理不尽や矛盾や闇を抱えながら、前向きに生きることを願うのみ。
そんなことを考えさせられた映画。
自分は、そんな家庭や、子どもたちを多く見てきた。
きっと未完成の映画。
まだまだこれからって、最後の夜叉くんが言っていたもの。
うさぎ可愛い
韋駄天の末裔である母を失った少女が神の使いとして出雲まで走る話。道中トラブルに直面したり、お母さんのことを思い出したり色々あって少女が成長する。
「走る」ことはこの作品の重要な要素の一つだと思うが、そこがあまり深く掘り下げられていない。ただ走る、脚が速いだけ。
母の死の描かれ方もなんか見たことある感じで感情移入できなかった。
うさぎの動きとかキャラクターが可愛くて癒された。
神無の映画
翌年の縁結びの話し合いをする為、年に一度、全国の神々が出雲に集る。
それが旧暦の十月で、全国から神様たちが不在する事から、“神無月”。
有名な旧暦十月の由来。
尚、全国から神々が集うので、出雲では旧暦十月を“神在月”と云う。
その伝承を題材にしたファンタジー・アニメ。
日本神話や神々に纏わる話は結構好き。詳しくはないが、一物語として知れば知るほど興味深く、奥深い。
『日本誕生』はまあまあだけど、『わんぱく王子の大蛇退治』『千と千尋の神隠し』など、神話や神々を題材にした作品には名作も多い。
一人の少女が神々の世界に足を踏み入れる…。『千と千尋の神隠し』を彷彿。
が、残念ながら、本作は“神映画”にはなれなかった。
う~ん、何て言うか…、
もうちょっと格調高く、神秘的な魅力の作品かと思ったら、子供向けとまでは言わないが、当たり障りのない作風。
ターゲット層も曖昧で、子供には微妙だし、大人には退屈。
ならばヘンに小難しくはなく、見易いのでは?…とも思うが、話に面白味や魅力を感じず、全てがステレオタイプ。
母親を亡くした少女カンナの喪失からの再生、母親への思い…。
課せられた使命、ある目的…。
旅に同行するサブキャラ…。
試練と脅威…。
母親と走る事が好きで、母親を亡くしてから走る事を避けるようになってしまったが、再び走れるか…?
題材や要素はいいのに、それらを活かし切れてない典型。
出雲で行われる神々の縁結び会議に振る舞われる“馳走(=“ご馳走”の由来)”を走って集めた事から“走る神”と言われた韋駄天。
実は韋駄天の末裔であった母。
…って事は、カンナも神様の末裔。何か唐突で非現実的な印象。こういう場合、主人公は平凡なのがいいのに…。
神の使いの白うさぎに誘われ、馳走を集めて出雲に届ける旅に出る。
神話に沿った設定なのはいいが、無理矢理宛がったようで、主人公の動機や物語の立ち上がりとしてはいまいちピンと来ず。カンナでなくとも、何故自分がそんな事しなきゃならないの?…と確かに思う。
そんなカンナに感情移入必至…にならない所も難点。
出雲に行けば母に再会出来る…。白うさぎのそそのかしとカンナの思い込みで、惹き付けられる動機を感じない。
それでも母を一途に思う子の愛を謳うが、結構性格はわがまま。言動も理解出来ない。
母親を亡くした少女の不安定な心を描いたつもりが、巧みとは言えず、却って共感し難い主人公像になってしまい、裏目に出てしまった。
旅の仲間は、“因幡の白兎”の子孫と、代々韋駄天をライバル視する鬼の少年。
彼らも旅や物語を盛り上げるサブキャラとは言えず。典型的な位置付けの域を出ていない。
馳走集めも何だかRPGゲーム感覚で、有り難みを感じない。
馳走を下さる各神様たちの描写も作品の魅力の筈が、描き不足。唯一良かったのは、龍神様くらい。
出雲の大国主命の声に、“神”谷明。
龍神様や恵比寿様など神様たちの声に『名探偵コナン』声優陣が多く、本作製作者にとって『コナン』は神アニメ?…なんておバカにぼんやり思ったり。
鬼少年・夜叉の声は“ハク”ではないか! ここでも“神”繋がり。
ヘンな面白味があったのはそれくらい。
画も特別美しいとは言えず、素朴でもなく、中途半端。雑や粗さを感じてしまった。
道中、遂に使命や走る事を投げ出してしまうカンナだったが…、その後の展開は予想通り。
予定調和に向かって全力疾走。
…いや、全力疾走でもない。
感動やカタルシスも無いだらだらとした走り。
何か一つでもいい所を探さないと罰が当たりそうだが、書いてても見つからず。
決して駄作とは言わないが、あまりにも魅力薄の作品。
軽々しく作ってしまったから、作品に神様の罰が当たった…?
こうやって日本のこどもは。。。
悪い映画ではないとは思うが、権威主義や身分制度はこうやってこどもにすりこまれていくのかと思った。これが日本のミームなのであろう。
完璧に子供向けでした。
きっと私はこの作品の対象年齢から大きく外れてたに違いないっと思ってしまいました。
近年アニメを観るようになって、映画のオリジナルアニメも観るように心がけているのですが、本作は微妙でしたね。うーん、あまり盛り上がらないというか。島根まで行くロードムービー的な設定は好きですし、昔島根に旅行に行った事を思い出したりもしたのですが。完璧に子供向けの作品に大人が口出しするのも野暮ですが、もうちょい脚本どうにかならなかったものでしょうか。
後はやっぱりアニメには声優さんを使って欲しいです。声が不自然過ぎたのも作品にハマれなかった要因の1つだったと思います。「とりあえず適当に俳優でも当てとけばいいでしょ」みたいな流れは作品の質を下げることはあってもプラスにはならないと思うんだけどなぁ。
ブラック…
すみません、ひねくれた感想になります。
・主人公は母親を亡くしている。
・母親との再会をチラつかせてお仕事をさせた。
・母親もそうだが、今後も同じ仕事をさせるつもりだ。
これだけで充分にブラックなのですが、
・母親との再会は反故。
・他の報酬ももちろん無い。
・主人公の母親も若くして死んでおり、おそらく毎年行っていた韋駄天の仕事の報酬などない。
神様の試練は理不尽なものではありますが、
ブラック仕事を押し付けた挙句、やりたいことを見つけたとか分かった気になったとか美辞麗句で着飾らせて、
一方的に押し付けた仕事をボロボロになりながらやりとげた子供に報酬もなく、
それなのに美談風に収めようとするあたり、ほんとに気持ち悪いストーリーでした。
主人公は健気でかわいいし、
天の邪鬼もいいキャラです。
シロちゃんはかわいいです。特に実家に立ち寄った時の愛されっぷりと恥ずかしがりっぷり。
キャラがいいので、余計にそう感じてしまったのかもしれません。
「ここからさらに道のりは険しくなる」の諏訪以降は一瞬でふっとんでいますし……。
娯楽映画というよりも、教養映画
人に優しい作りになっているので、家族連れで観るには最適な映画だと思います。
"諏訪神社""出雲大社"そして"牛島神社"には拝礼したことがないので、ぜひ行かねばなるまいと思った。
"因幡の白兎””母が体験してきた足跡”について、展開があるかと思ったが、風呂敷は広がらズ、残念
信仰と宗教とは違う事を理解し、
神道を1番大切にしているのに、韋駄天(いだてん)について
「目から鱗が落ちる」思いをしました。
大河ドラマ「いだてん」を観てみたくなった。
佳作
脚本演出ともに過不足なく普通の出来。
神道について扱ったという題材の目新しさがいい。
セリフが少々説明的になりすぎるのが玉に瑕。
説明的すぎて感動のシーンでも説教臭く感じてしまう。
ラストの走るシーンはmiwaさんの音楽も相まって素晴らしい出来だった。
後主人公が走れない理由にもう少し説得力のある理由がつければさらに良かったと思う
悪くないけどもっと良くなるだろってところだらけ
カンナって神無月生まれだから弥生ご毎年夜叉と勝負してるって出産直後に走ってんの?そこは完全におかしく感じた。
現代の人間関係や自己と社会の関係の希薄さを問題視してるとのことだが、それでも小6というのを差し引いても主人公のコロコロと変わる決意や覚悟がまるで共感できないし、唐突に過去の自分を見つけるシーンも脈絡なさすぎて困った。母親に甘えたい心持ちは分かるとは思うがそれでも父親との差がキツすぎるし、極端な話で言えば父親要らなくないか?子供の人格形成の場面で両親の寄与がほとんどなく母親だけ。なんだこれ。
背景美術は素晴らしく日本人の原風景や実際に見たことある出雲や諏訪大社、白兎神社はまんまだった。過酷になるはずの諏訪から島根まではしょりすぎだが、色々なところを通っているのは伝わってきた。ただなあ諏訪の御神渡りは10月はあり得ん。
カンナの声優さんは頑張ってた。母親は違和感あるがそういう感じもあるか、というくらい。父親はプロの声優さん使ってくれ。これを豪華声優って言うのはプロの声優に失礼だろ。上手ければ誰がやっても素晴らしくなるが商業的に必要であっても最後のキャストで手を抜くくらいなら、有名ななかでも上手い人を選んで使ってくれ。
やっぱり神谷明は神
2021年映画館鑑賞92作品目
10月28日(木)イオンシネマ新利府
ファンタジーアニメ
カンナは小学六年生
父とマンションで二人暮らし
母を亡くし母とよく一緒に走った大好きなマラソンが嫌になる
そんなある日に母の形見である勾玉に触れた瞬間に見えないものが見えてしまう
カンナの母親は韋駄天でカンナは神の子
時間はゆっくり進み兎と鬼と一緒に旅に出る
各神社でお留守番している神から「馳走」を頂き瓢箪に詰めて出雲大社まで走って目指す
カンナは死んだ母に会えるかもと期待して
そんな話
カンナ役はモネの妹役ですっかり知名度が上がった蒔田彩珠
いわば国民的妹
マリアージュみたいな名前のくせに辛気臭い役が多いが今回もどちらかと言うと心に闇があるヒロイン
子役の頃は実写版ちびまる子ちゃんのお姉ちゃん役も務めただけにある意味小学生役は原点回帰
役のイメージから蒔田彩珠はプライベートも暗そうと思う人も多いかもしれない
でも実際のところは分かったもんじゃないしもしかしたら「みんな静かにして!(プー)」とやらかすような剽軽者の可能性だって無くは無い
両親役は井浦新に柴咲コウと有名俳優を抜擢
その3人を中堅ベテランの声当て専門の人たちが脇を固める形
キャラクターデザインはいかにもアニメオタクが好みそうな萌え系ではないので自分としては悪くない
ちょっと話のテンポが悪い気がする
神無月といっても神々がみんな出雲大社に集まるわけじゃないのね
週刊女性編集長の笑顔からも激しい黒煙が見えるような気がした
スピード感がもっと欲しかったが。
声優や音楽はとてもよい。絵も綺麗で見ていて飽きない。
描写か走るというテーマの割にはじめっからトロトロ歩いてたり休んだりするのに違和感はありました。
あとは母親の死の関連することとか子供向けも意識するならもうちょっとやんわりなんとかできなかったのかなぁ、と。
しかし寺社仏閣にいきたくなる気にさせられるし観ていて飽きはありませんでした。元気もでるのでおすすめですね。
平均点以上で見ても損はない(ややネタバレ)
総合評価3.5点
ストーリー3点
そこそこ
島根へ向かう道程がダイジェストでほぼスタンプラリー
島根へ向かう道程の神々から母の事を聞いて、知らなかった母を知るみたいな感じだったらもっと良かったと思う(夏目友人帳的な)
作画4点
オリジナル性があって良い
崩れもなく全体的に高水準
アクション2点
走りがメインテーマの1つなのに動作感がショボい
神器という設定もあるのでもっとスピード感あっても良いのでは?
音楽3点
本当は4点と言いたいところだがクライマックスの音楽演出が新海誠作品臭がしたためパクリ感を感じてしまい減点
先にやったもん勝ちとはいえ新海作品と演出被るとB級感出てしまう
そこ以外は作品に合っていて良かった
声5点
声優、俳優も皆上手く違和感が全くない
全体的に平均点を上回って見ても損はないかなという印象
ただ人に薦める際にターゲットが認定しづらい
ピンポイントだと「子供のいる親」
子供には刺さるのかテーマ的には疑問
片親設定の感じが理解できるのだろうか?
素直に見てよかった
今回この映画を見させていただいたんですが内容は非常にシンプルですが、面白かったです。
予告を見て迷ってたんですけど素直に行ってよかったと思える作品です。
また非常に鬼と会話するときや神もどきのときはドキドキして見ていました。
出雲神社にも行きたくなりました。
是非見てください。
出雲大社と諏訪大社は兄弟なんですね。
「神の世界」が身近に感じられるとてもいい映画だと思った。10月に全国各地の八百万の神が出雲に集まるという話は、日本の古くからある良さを感じさせてくれる。古来日本人はすべてのものに神が宿るとして想像力を働かせて様々な神を作った。出雲の「神議り」という話はとても興味深いが、短いアニメの中で紹介するのは少し限界があるようだ。八百万の神々もあっさりした描き方で少し物足りないものがある。神話も大事であるが、この物語の中心はやはりカンナという少女の成長である。大好きな母を自分のせいでなくしたと沈んでいる少女が、「走る」ことを通して神の世界と通じ、母の思いともつながる。最初は、神の使いの白うさぎの誘い文句に乗って、ただ母に会いたいという単純な思いだけで出雲へ走り出した。しかし道中でシロや夜叉との強い絆のようなものが芽生え、神々との交流を重ねる内に何か自分の中で変わるのを感じたようだ。最後の試練のようなものを乗り越えて出雲に辿り着いた時には、少女は神々にも祝福される存在になっていた。
miwaさんの曲は少女を応援するものであるが、作品の世界観とも実にマッチしていた。力強い曲調はカンナの心を表すとともに、和風な曲調が神々の世界をも表していた。
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