「良くも悪くも期待通り。''大虐殺''のタイトルとしては物足りず。」ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ アルさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも期待通り。''大虐殺''のタイトルとしては物足りず。
期待していたヴェノム2、ようやく鑑賞。前作ラストの続きからになっており、相変わらずのヴェノムとエディの掛け合いは面白く、漫才の様なやり取りは大幅にパワーアップ。ミシェル・ウィリアムズが前作のアンより綺麗になっていて、嬉しい。
ストーリーの起承転結はしっかりしているが、期待を上回る程の展開も無く、全体的に落ち着いた印象。キャラが立っている分演出は物凄く楽しいのだが、脚本の薄さは否めない。フランシスやマリガンもラストは驚く程に投げっぱなしで、気になってモヤモヤ。フランシスの特異能力の説明や、クレタスとの連携はもっと煮詰めて大きく出来たはず。''声''の段階で色々と想像出来ちゃったので、うーん、、、
タイトルにもある''カーネイジ(大虐殺)''、いつ何処で大虐殺が起きた?起きる?かもわからない程に至極普通の想定内の''レッド''。赤い奴はヤバいという理由も今ひとつ理解しにくく、ヴェノムが最初から認識していた説明も無く、、、突っ込み所が多く、そもそもの脚本不足がとにかく残念だった。カーネイジには一発ド派手に大暴れして欲しかった。。。
前作のリズ・アーメッドに続き、フランシス役ナオミ・ハリスのぶっ飛んだ感じが新鮮で、見事な助演に感嘆。もっと''声''を使って上手く絡めたら、とても良いアクセントになっていただけに勿体なかった。
このままだと続編も予想出来ちゃう感じなので、テコ入れを期待。
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