「ターニングポイント」ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
ターニングポイント
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ヴェノムの物語としては重要なエピソードだったように思う。ヴィランとしてのヴェノムからの方向転換というか、明確な着地点というかが示される。
なんせ、人喰いエイリアンが、ルールを尊び人を護ろうと言うのだから。
内容的には分かりやすく王道な感じ。バディの絆を再確認するに至るまでが大筋。
で、そこにかつての婚約者なんかが絡んでくるのだけれど…もうすでにヴェノムを認知してる世界観。
「???…いつの間に?」
前作はそんな感じではなかったように思うのだけれど、協力者が現れて生態も判明している。
見てくれより遥かに理性的で、分別もある。
論点や文法が無茶苦茶なのだけど、そこは異星人らしくていいんじゃないかと思えてしまう。
平たく言うと、前作よりは好感度が上がった。
…思う壺にはめられたって事なのだろう。
ここに至るまでのエピソードを根こそぎぶっ飛ばしてきたような感じで…本編自体も98分と随分セッカチな印象だった。
だが、しかし
きっとこれで正解なのだろう。
語りたいのはコレ以降。
今までは、自己紹介に過ぎなかったのだ。
「ヴェノム」としての物語は、ここから大きく動き出す。
アメコミを読まない俺などは、オマケ映像に鳥肌ものだ。いよいよスパイダーマンと邂逅する。
しかも、新作の設定に乗っかってる。
今までのヴェノムは違うユニバースにいたのだ。
俄然、ノーウェイホームへの期待値が上がる。
会心のオマケ映像だった。
まだまだヴェノムとしてのエピソードはありそうなのだけれど、一旦休憩なのかもしれない。
意味深な一言を残した刑事も気になる所である。
作品としてはそれなり。
オマケ映像を含めた⭐︎は5.0でもある。
壮絶な前振りだった。
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