「複線的な作品と感想」過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
複線的な作品と感想
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森山大道初級編=彼の今と過去、そしてパリフォトに間に合わせて復刻版を作る人たちと本の製作過程の複線的に作られたドキュメント。であるがゆえに感想も複線化してしまいました。
いくつかの流れがパカパカと切り替わるので、それらに興味を持てた人には飽きないが、どれかに違和感を持つ人もいるだろうな、と感じた。自分は楽しんで見られた方だ。
惜しむらくは、伐採よりも本人の人生に大事だと思われる相棒とのストーリーや、パリやNYでのマニアへの販売以外の場面での国際的な評価などをもっと差し込んでほしかった。
あと、字幕の立ち位置に一貫性がなくて少し考える場面あり。音楽はドラムやシンバルの入れ方がちょっと古かったがラストの曲は良かった。
蛇足が2つで星一個追加。
岩間玄監督デビューおめでとうございます。覚えていないだろうが数ヶ月だけ同じサークルにおりました。もう一つ。森山大道がフィルム時代にメインで使っていたカメラはミノルタだったというのが嬉しいポイント。故郷愛知県豊川市製かも。(MINAMATAのユージン・スミスもミノルタだったなあ。)
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