劇場公開日 2020年11月13日

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「映像作品としては構成が?」ホテルローヤル 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0映像作品としては構成が?

2020年11月28日
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鑑賞方法:映画館

原作は未読だが、釧路湿原に接するラブホテルを舞台に人間模様を描いた連作短編を、心ならずも二代目となった娘を主人公に再構築したもの。
しかし、一つの映像作品として観ると、構成が?マーク。主人公の心情があまりに無色透明で、作品としての芯が通っていない。
余貴美子の少女時代の回想が入ったあたりで「この映画は何?」と思ってしまった。
いい役者をそろえているのに、たいして見せ場がないまま、ただ羅列で終わっている。ロケーションも物足りない。
全体として、この映画に携わった関係者の熱量が感じられなかった。

山の手ロック