「釧路と時の流れを」ホテルローヤル wharbour8さんの映画レビュー(感想・評価)
釧路と時の流れを
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原作のファンで劇場に行きました。
映画化で100点はまずないと思っているのでそれは良いのですが…
1990年の開業から2018年ごろの廃業を描いていたと思います。
ここはもう10年でも前に倒した方が良かったかと。
釧路が豊かな海洋資源と炭鉱で栄えていた時代と寂れている現在を比べるには90年では遅すぎたのではないでしょうか?
実際に丸三鶴屋が閉店したのは96年です。
冒頭にある小説の「シャッターチャンス」のパートを掘り下げていれば、カメラを回す男性とモデルをする女性から寂れた釧路の今を表現することが出来たと思います。
それで大吉が結婚をした時代との対比に活きると思うのですがね…
全体にメリハリがない印象に収まってしまったのはそんなところかと。
役者は揃ってました。安田顕はさすがですね。
まぁ、同作家原作「起終点駅」の映画よりは良かったです。
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