「無駄と足りないが沢山ある」ホテルローヤル 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
無駄と足りないが沢山ある
なんで波瑠だけ北海道弁じゃないのか、原作未読なので、ちょっとイラついた。
舞台が釧路の端に位置するラブホなので、
ああ、全然予算かからす撮れたねえこれってと含み笑いをしながら観ていた。
映画用に原作をいじったと思うのだけど、
大事な回想が一番最後に持ってきたのだけは、
どうしても納得がいかない。
余貴美子のシーン、必要だった?
素晴らしい夫だということを表現するのに、
ずいぶんと時間取ったなあと思った。もちろん良いシーンなんだけど。
恐らく、主役なのに一番セリフ量が少ない作品だったんじゃないだろうか。
表現するそれぞれの事情が多すぎて、
波瑠くらいの存在感じゃなかったら、
これ誰が主役なのか分からないレベルだったと思う。
伊藤沙莉の使い方も衝撃的な展開も、そこから主役の事情に絡んでいくのも良かった。
でも、父と母の回想だけ気に入らねえ!!!
せっかく時代背景をしっかり演じた素晴らしい演者さん使ったのにね。
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