「原作が生かせていなくて残念」ホテルローヤル ZEPさんの映画レビュー(感想・評価)
原作が生かせていなくて残念
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桜木紫乃の直木賞受賞作の映画化です。北海道の原野に建つラブホテル「ホテルローヤル」を舞台に、美大受験に失敗した娘、経営者の両親、ホテルの従業員、ホテルの客などが描かれています。いわゆるグランドホテル形式ですが、各エピソードが冗長で描き方が浅く、心に響きませんでした。原作の連作短編集は時系列が逆になっていて、徐々にいろいろな繋がりがわかってくるような構成になっていますが、映画ではそのあたりが生かせていなくて残念でした。
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