ストレンジ・アフェアのレビュー・感想・評価
全17件を表示
処女受胎
てっきり「世にも奇妙な物語」風に舵を切るのかと思いきや、意外な人物が意外なことをしてしまった・・・という奇妙なサスペンス。5年前に事故で死んだロニーの子を身籠もったという話だが、処女受胎とか精子凍結とかって方向に進んでいく。産婦人科医の元夫がメリッサの家賃を払い続けていたとか、精子凍結とか妊娠させたのも元夫が仕組んだこととか、ミスリードする展開は見事。
しかし、編集が雑で分かりにくくしているのが残念。いや、もしかしてこうやって分かりにくいから面白いのか?メリッサの後見人になっているゲイルとビル。警察を退職したビルが睡眠導入剤を使ってメリッサをレイプしたというのが真相。うーん、じじいのくせに・・・
最後は幸せそうな家族が描かれていたけど、元夫(グレッグ・キニア)とは別れたまんまだろうし、一応孫として扱うのだろうか?真実を誰も知らないまま・・・
凄まじいミステリー
2020カナダの作品
物語の中でメリッサのセリフ 「たどり着く先は結局同じ」
複数回登場するこの言葉がこの作品のテーマ
つまり、子供は何でも訪ねてくるが、大人はその質問に正面から答えられないことが多い。
その答えにたどり着いてないのも理由だが、「人はそれぞれ自分が正しいと考えている道を進んでいる」
同時に人は、「他人の歩いている道は間違っていると思っている」
そして、「たどり着く先は結局同じ」と締めくくる。
この言葉そのものが超難関ミステリーだ。
さて、
この物語の登場人物たち
物語の根幹に位置するのがシャーリーンだろう。
息子ロニーの事故死によって精神的にダメージを受け、誰にでも突っかかってしまう性格になったのだろう。
物事を決めつけてしまう彼女は、絶えず自分が正しいと考え、他人の言動に腹を立てている。
その原因が、ロニーの事故死だった。
あれから5年経ち、ロニーの恋人メリッサが訪問した。
彼女は妊娠していて、臨月だった。
この事実は、シャーリーンにとって「侮辱」を受けたと認識された。
加えてメリッサは、「この子はロニーの子だ」と言った。
一般的に可能性があったのは精子凍結保存法
そして別れた夫が一枚嚙んでいると思った。
医師である夫は、シャーリーンの錯乱状態とすべてを拒否する態度に我慢できなくなって離婚、若い女性と再婚していた。
さて、、
この物語の謎
それはメリッサはいったい誰の子を身籠ったのか?
そして、
ベンが警察を退職する際に袖の中に入れた睡眠薬は、いったい何に使ったのか?
ここが明らかにされてない。
そして物語の肝でありながら、視聴者に考えろと言っている。
ゲイルが真っ先に考えたのが、混乱状態のメリッサに睡眠薬を飲ませてレイプしていたことだった。
このあまりにもショッキングなことに、ゲイルは完全に自分自身を見失ってしまった。
これはシャーリーンがロニーを亡くした時と同様 つまり群像だと考えられる。
正気を失い自暴自棄になって襲い掛かってきたゲイルは階下に転げ落ちて死んだ。
この事実に対する元警官のベンの行動
地上で様子を見ていたフィリップを殺害しようとした。
これが冒頭のシーンとなる。
この部分を考える。
ベンはゲイルと約束していた禁煙を破っていた。
些細なことだが「嘘」がある。
この些細な嘘は考察するポイントでもある。
メリッサ
彼女は事故後にも何度も現場を訪れていた。
そしてロニーの父リチャードと話をするようになった。
彼はメリッサがベンのコテージに住むための毎月の費用を工面するようになる。
面白いのは、メリッサがこの物語の主人公であり彼女がナレーションをしているという点だ。
つまりこの物語は、彼女にとっての「真実」だということとして考えなければならない。
以下、完全に妄想となる。
彼女にとってはキリスト教よりも魔術の方が正しいと思った。
何もしない神より、ロニーが一緒にいてくれると信じたい気持ちの方がずっと大きい。
多くの人は神を信じる。
それはその人の考えであり、自由であり、その人の歩む道だ。
しかし彼女はほかの道を歩くことにした。
彼女が信じる道
このことは霊能者の言葉であもあったが、自己催眠による思い込みも加算されている。
人は皆、自分が信じたいことだけを信じるからだ。
そこに寄り添っていたのがベンで、彼女の妄想癖に睡眠薬というものを用いて関係していたと考える。
メリッサはそれをロニーとの邂逅だと信じて疑わない。
その結果が出産となる。
メリッサには出産した事実こそすべて自分が正しかったことに置き換わる。
そして、
そもそも人とは、大なり小なりこのような思い込みを繰り返しながら自分が正しかったことを勝手に証明しているのではないだろうか?
人は皆、それぞれの幸せの在り方を模索している。
そのために何を信じ何を排除するのかを決めている。
「たどり着く先は結局同じ」
この辿り着く先とは、各々の「幸せ」なのではないだろうか?
メリッサにとって、事実がどうであれ、今でもロニーと生き続ける以上の幸せはないのだろう。
だから、
この作品は、メリッサにとっての幸せ 彼女が信じて疑わない幸せを描いている。
そう思った。
このミステリー 超難関だった。
つまらなかった
先の読めないサスペンス。 マーガレット・クアリーが出てなかったら観...
先の読めないサスペンス。
マーガレット・クアリーが出てなかったら観なかっただろうが、関係無しにいい。
物語は、突然 臨月のメリッサがロニーの家を訪ねて来て「この子の父親はロニーです」と母親とロニーの弟フィリップに告白する。
しかしロニーは5年前に亡くなっている。みんな知っている事実。
だったら妊婦の父親は誰なのか?メリッサの言ってる事は真実なのか?
ロニーの母親のシャーリーンと、弟のフィリップは真実を求めて詮索を始めるが……。
中々良い原作なのだろう。シャーリーンは別れた夫が医者なので電話してみる。フィリップはメリッサが行った霊媒師を訪ねる。
今メリッサには家族がいなくて、メリッサにコテージを貸してくれるビルとゲイルの老夫婦だけ。絡み合う登場人物の役割と編集が魅力の、難しくない96分。
後見人は何者だったのか
心当たりの無い妊娠を警察に相談して鑑定したり、ではなくまず霊媒師に相談に行くところは、まぁ、まだいいです。それを死んだ息子の母親に「5年経ってから妊娠した」と伝えに行くのはかなりクレイジー。「私はバカじゃない」と自分で言ってるが狂ってます。
父を疑わせたいが為に匂わせ台詞のオンパレード。「お互いに心の隙間を埋め合った」「面倒を見た」疑われているのにそんな言い回しはしないだろ。訳のせいもあるかもだけど。
急な陣痛で助けを求められて自分が松葉杖だったなら真っ先に救急車を呼ぶ。何とか車に乗れたが「後見人を連れてきて」って。
松葉杖なんですけど。
適当な口論の末揉み合って後頭部を打って瞬殺になってしまう寸劇発動。すぐに救急車を呼んだほうがあるある。それで妻の件では情状酌量で完全犯罪になったはず。
ラストは何と、誰の子か分からないまま幸せに暮らしたとさ的な?殺されかけたり、1人死んでて1人自殺したのに?
兄の事故とその少し前の出来事を美しい恋愛のように描いているが、しょうもないダサさ。
後見人ってただの隣人だったのか、もうどうでもいいかぁ。そういや冒頭の物語後半の逃げているシーンから始まったのも何の効果もなかった。
無理に話を作っている。
あり得ない話ではなく、よくある話を面白く演出しているにすぎない。半分、寝ながら見ても良く分かった。スリラーと歌っているが、作られた予定調和で、予想された終わり方。時間の無駄だったかも。
早く、病院へ行けば良いし、早く警察を呼べは済む話。
まぁ、だから、あり得ない話なのかなぁ。
製作者と言えど、こんな映画作るとは、どうかなぁ。作るのは良いが、名前隠すとか。ラ・ラ・ランドが泣く。昨日のイーストウッドの映画と一緒。僕はこのところついていない。と言うよりも、商業主義なのだから、売れれば、何でも良いと言うことなんだね。でも、この映画売れる?
嫌だ‼️ゲスな脚本家と監督‼️
結末が薬で眠らせ犯した子だなんて。
なにこれ、キリストもこれか?
あまりに胸糞悪くて、なんとも反応出来ない、いや〜。
ケツペキすぎるでしょうか、普通の神経でレビューできません、トホホ。
お母さんそれスマホで調べられますよ
母親と次男の暮らす家に、5年前に死んだ長男ロニーの娘を妊娠したと宣う昔の彼女メリッサが現れて巻き起こる話。
妊娠39週、身体の関係を持ったのはロニーだけ。事故の影響でたまにめまいがするけれど、自分は正常だと告げる。
まあ、この時点で可能性は2択な訳だけど、霊能力だ魔術だ処女懐胎だとオカルトな話が浮かんで、ちょっと個人的に嫌いな展開になっていき、ちょっと待って下さいよ。
オヤジの仕事とか霊媒師とかも絡ませながら話が広がっていくけれど、突然あっさり急展開でサイコな流れになっていく。
なるほど、これでプロローグがなかったらちょっと説得力に欠けるね。
ヤツはどうするつもりだったのか、とか何故か急に携帯圏外とか、ご都合主義もあるけれど面白かった。
これでどうだ!的な展開
冒頭のフィリップが森へ逃げ込むシーンでサスペンス、5年前に事故で死んだ兄ロニーの恋人メリッサがロニーの子を妊娠して現れて霊媒師も登場してホラー?かと思いきや、父親が産婦人科医で死んだ息子の精子を冷凍保存して人工授精したのでは、とミステリアスな展開に!
結局はとても親切だったメリッサの家主夫婦の旦那さんが退職前の警官時代にくすねた睡眠薬でメリッサを眠らせ犯していた。それがバレて夫婦ゲンカの末、奥さんが死んでしまうという殺人事件に。
フィリップは陣痛の始まったメリッサを松葉杖つきながら必死にクルマまで連れてきたら「隣の家主さんを呼んできて」と言われ。あぁ気の毒に、また必死こいて松葉杖ついて戻らねばっ!なんかコントの様なドタバタ劇。戻ったら命狙われるし💦
全ての登場人物に心の中に抱えたものがあって、それだけでも充分ドラマなのに、これでもかくらいに詰め込みすぎに感じた。
メリッサはお腹の赤ちゃんが誰の子なのかわかっていたのだろうか。最後にフィリップ親子と赤ちゃんを囲んで笑顔で終わったけど、ちょっと不思議なラスト🧐
途中から状況急転。
やはり、単なる好々爺ではなかったブライアン・コックス(汗)恐ろしい怪物だった。途中までは5年前に亡くなった彼氏の子供を授かった不思議だけど、ハッピーな話かと思いきや、現実は後見人となったジジイが人知れず睡眠導入剤を使って孕ませていたとは・・・。人知れず、そして結末見たらはっきり、その事実も伝わったのかわからない終わり方なので、そこが怖い。しかし、知らない方がハッピーなのかも。ジジイは死ぬまで、この事実を隠そうとしていたのだろう。妻との間に子供が欲しかったけど、妻の体が弱くて授からなかったという件があるが、決してそのせいではなく、単なる欲望だろう。人からクレイジーだと囁かれようが、実の親から勘当されようが、彼の母から最初は突き放されそうが、彼の子と信じてやまない彼女があまりにも不憫だし、夫の病気を心配と疑ったあまりに、最悪の真実、裏切りを知ってしまい、無残にも事故死、殺されてしまう後見人の妻があまりにも可哀想。霊媒師は全てが見えていたのだろうか。見えていても、彼女には真実を伝えられない。グレッグ・キニアは離婚してるが子供とうまくいっている、妻にも向き合おうとしたが無理だった、でも相談には乗る夫役が本当に合っている。適役。どんどん引き込まれた。
ファンタジー的だと思ったら
サスペンスですね。
まさかの展開が好きなので客観的に観れると好きな映画でした。本当にあったら許せないですが。
子供の赤ちゃんの父親の存在はお隣のおばさましか知らないってことですかね。そうであって欲しい。
自分を可愛がってくれていた後見人のおじさんが欲のために睡眠薬を飲ませて乱暴していたなんて!
旦那様を失った主人公の女の子が
辛さのあまり意識がなくなったように眠ることがあるってセリフがあったけど、それって…
怖い、怖すぎます。
最後はおじさん、自暴自棄になっての自殺かな。
最後子供が生まれて幸せそうな家族。
どうかずっと5年前に亡くなった旦那様の子だと思い続けて欲しいです。
ラストはわざとなのか、収拾が付かなかったのか・・・
5年前に死んだ息子の恋人が、「息子の子供を身ごもった」と現れたことから始まる物語。
派手ではありませんが心理描写に優れた良作だと思います。
「身ごもった子供の謎」というメインストーリーを、息子の家族たちの感情が支えます。息子を汚された気持ちになり感情を爆発させる母親、その母親の感情に翻弄される父と弟。彼らの描き方が秀逸でした。
正直、物語の終わらせ方は好き嫌いが分かれると思いますし、私は評価を大幅に下げさせてもらいました。それでも、そこ迄の展開だけで、「観て良かった」と思える作品でした。
ホラーではない
ロニーが道路交通法を守っていれば起きなかった悲劇。
良い子はシートベルトを締めましょう。
メリッサも、ロニーもっと言って!と煽ってたよね。
ここだけでネタバレ全開してしまった。
誰の子供とか置いといて、車から顔出したりルーフ開けて立ち上がったら間違いなく死亡フラグ立ちますよ。
あり得ないけど、あって欲しい気も
突然、5年前に死んだ息子の恋人が現れ、息子の子を宿している、と大きなお腹を抱えていた。
母親と弟はそんな馬鹿なと追い返すが、別れた夫が産婦人科医だったので、ひょつとしたらと考え始める。
謎解きはそれほどでもないが、心理状態がミソ。
謎
謎が解けたようでとけきれなかった。
カセットの意味。
森での追いかけっこが怖かった💧
わぁーって声あげてしまった💦
弟もパパもママも赤ちゃんも無事で何より👍
ホラーにしては被害少ない優しいお話。
全17件を表示