「佳作だと思いますが、しっくりこない部分も」護られなかった者たちへ ハルヒマンさんの映画レビュー(感想・評価)
佳作だと思いますが、しっくりこない部分も
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生活保護についての問題点を支給する側、される側双方からあぶりだしています。誤解も多い問題だけに、映画を通じて訴えることに意味があると思いました。
一方で、制度運用にかかわる職員たちがなぜ殺されなければならないのか。カンちゃんの憤りは理解できるものの、なぜ殺すまでしなければならないのか、疑問を抱きました。カンちゃんのように賢い子が人を殺すようなことを考えるでしょうか。殺すことはすでにまともでないことを表しています。もう少し細かいことを言うと、自分より大きな男に対し、あのような殺し方ができるのかとも思いました。フィクションなので、これぐらいの極端な描き方はあっていいのですが、あのカンちゃんを悪者にはしたくないのです。
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