「劇場版をサブスクで見た」劇場版 きのう何食べた? asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場版をサブスクで見た
私が毎週楽しみに見ていた録画を次女が面白いと言い出して家族でハマった作品。
次女夫婦のみ劇場にて視聴。
すごく面白かった、絶対行った方がいいよと言われつつも行き逃していたのをやっと見た。
心の痛み について。
骨折、殺傷傷、擦過傷、棘、吹出物、膿み、
実際の体に出来た外傷と 同じように 心にもこう言った傷が出来るのだという事。
心に出来た傷も 人体に物理的に出来た傷のように
癒えたり 傷あとが残ったりする。
傷あとが残らないようにと
やけどは水で冷やすとか 最近の一番の発明のキズパワーパット貼るとか。
外科手術で命を繋ぐとか。
それを 心に対しても
目には見えていなくても
やらねばならないのだと。
小さな子どもを ぎゅっと抱きしめるとか
例えば 幼稚園から 小学校から
帰って来た子を ぎゅううってする事。
口に出せなかった いろいろな出来事を ぎゅうっとしてあげる事で 小さな小さな傷なら治癒出来るのではないか。
そういう事も思った。
マンションの隣の人
一人暮らしの男の人なんだけれど たぶんゲイだと思う。
時々来るパートナーさんがいて
お正月とか2人で和服のリンクコーデで出掛ける時に遭遇し余りに素敵で驚き 家族で(まさに)鑑賞させて頂き、
行ってらっしゃい!とエレベーターに乗り込まれるのを見送った事があった。
我が家では彼らを
「きのう何食べたの人」と呼んでいる。
そう言った意味で 彼らを相対的に評価し違和感なく接するためにこのドラマがとてもいい効果をもたらしているのは間違いない。
私の年齢で 同性愛者に対する偏見は それはもう昔からあった。キワモノ的扱いだったのは間違いがない。
私はそういうもの に対する嫌悪感というのはもともとなかったように思うが、珍しいもの、としての感情はあった。
それは今LGBTQが叫ばれるようになって、やはり市民権を得たと言うのが当たっているのかは不明ながら、
そんなにいっぱいいました?みたいになってるのが驚きではある。
どの物語にも少なからずそういう側面があり
ダンブルドアもだよ! ってなったあたりはもう
「ああそうなのね」で済ませられるくらいにはなっている。
この同性愛について。
実はキリスト教圏では非常に厳格に嫌悪されている。
だから 欧米では 日本よりも声高に叫ばねばならないのだ。
イギリスに行った時に 娘が どこかの受付の男性だったと思うが
あの人 同性愛ですのバッチ(レインボーリボンバッヂ)付けてたね と言ってた事があって そんなもの付けるんだ?ってびっくりした事あったけれど、そこまで主張しなければいけない感じに驚いたのだった。
映画の話に戻って。言えるのは
このドラマを見ていなかった人が見る劇場版では
ない という事。
2人の間柄と彼らを取り巻く人々との関係性、それを熟知しての作品である。
もともとこのドラマの作りが丁寧で
原作の設定が素晴らしい事もあって
すごく楽しく見ていたのだったが、この劇場版でその設定ありきで 「人が傷つく ということ」に焦点を当てたストーリーはじわじわと沁みる。
同性から愛情を持たれる程モテモテのNOBUさんだったのですね。
男の人って女子にモテる人は男子にも人気ありますよね。
対して女子は男にモテるからと言って女子間で人気があるかというと微妙です。
何なんでしょうかね。男は女を見る目がないのか女同士の性格が悪いのか。
ただ、私は同性にモテた経験は皆無なのですが、対オトコにしても結構無粋な対処しがちだったので善人でいられた自信は皆無ですよ、、、。
今晩は。
この作品は、同性愛を極、自然に描いている所が、好きでしたね。
率直に言うと、大げさかもしれませんがこういう作品が自然に受け入れられる日本文化の成熟が感じられて嬉しかったですね。
(これは、コメントなので記しますが)私の高校時代の同級生(男子)で、私の事を好きになってくれた人が居て、最初はビックリしました。(寝ている間に、髪の毛を優しく触られていた・・。))
けれども、私は彼の訪問を拒絶はしませんでした。但し、髪を触るまでにしてね・・、とはお願いしました。
彼との関係性から、私は人を愛する事に性の違いは関係ない人もいるんだなと学びました。
私が、LBGTQを否定しないのは、実体験があるからです。
男女からモテる男は、色々学んでいるのです・・。
(イタタ、石を投げないで下さい!)では。返信は不要ですよ。