「これ以上の配役は無理じゃないか」劇場版 きのう何食べた? 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
これ以上の配役は無理じゃないか
テレビ東京でドラマとして放映されていたとは知らずに鑑賞。数少ない経験からだけれど、テレビドラマの映画化は鑑賞した範囲ではほぼ全て失敗作ばかりだったと思う。「科捜研の女」とかねぇ、映画としてどうなのというレベルじゃなかったか。ドラマの映画版だと知っていたら、観ていなかったのかも。人気があるということで読んだ原作の漫画も合わなくて、飽きて途中で断念。じゃあなぜ観たのか、上映開始時間がたまたま合ったという理由のみ。「アイスロード」「ミラベルと魔法だらけの家」とこの映画の組み合わせでの2本目。この中でハズレだったのはミラベルのみ。
よくまあ、ここまで原作漫画からイメージさせる人物そのものになってるわ。主役2人はぴったりじゃないか。ストーリーは男二人でも不自然じゃないし、原作どおり料理レシピも有るのね。てっきりレシピ場面は省略だと思ってた。ま、料理をしない私には有ってもなくてもの説明だが。ドラマを作成している最弱キー局のテレビ東京、やるじゃないか。しかし、一番感心したは、繰り返しになるけれど配役。ホント、役についてはほぼ満点ですわ。主役2人以外の脇役も田中美佐子を除いて適役だわ。田中美佐子についても演技とかではなく、原作では小太りでもっとオバチャンだったという理由で合ってなかったと思う程度。だれだろう、体型やらでは市原悦子かな。市原悦子だとキャラ主張が強すぎて、これまたミスキャストですわと書くことになるけど。期待はしていなかった、拾い物の映画だった。
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