「万人受けするものではないのは確かだが・・・」劇場版 きのう何食べた? 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
万人受けするものではないのは確かだが・・・
BLというか、おっさん同士のゲイの話のテレ東ドラマの劇場版。
メインの西島秀俊(筧史朗)と内野聖陽(矢吹賢二)だけでなく、山本耕史(小日向さん)と磯村勇斗(航くん)の歳の差カップルというダブルパンチまで繰り出されるので、そっち方面に少しでも嫌悪感を抱く人はパスしたほうがいいのかな。
とは言え、性的描写がある訳でもなく敷居は高くないし、そもそもが美味しそうな家庭料理のレシピが満載のクッキングムービーであるうえに、ロケーションムービーの要素も織り交ぜてるから絵面はいい。
登場人物たちの会話も刺々しいものは無く、むしろ、角の立つような事を言う人は周りが諌めるアットホームな雰囲気もいい。個人的には息子を「さん」付けで呼ぶ筧家の母・梶芽衣子の気品ある風情が好印象だった。
全体的にも何となくスクリーンから現場の楽しそうな制作風景が浮かんでくるような感じ。
ただ、弁護士である史朗さんの本業の事件裁判のシーンだけは尺を整えるために取って付けたような感じで進行上ちょっと浮いていたかな?
作品としては決して内野聖陽の紫綬褒章受章に華を添えるものとは言えないが、彼のキャリアに傷を付けるでもなく、むしろ、こう言う役回りまでこなす彼の振り幅の広さを示してくれた。
藤崎修次さん はじめまして。
共感ありがとうございます😊 ドラマはご覧でしたか?
史郎の弁護士については彼の立場、姿勢を描く為のものなので あまり裁判の行方は重要ではないんですよね。
内野聖陽さんは坂本竜馬の印象が強かったのですが、実際はとても物静かで紳士なお話し方をされる方で、武骨な役の方がかなりの演技力を発揮されてるようにも思います。ゲイの可愛らしいケンジ役が出来るのも やはり内野聖陽さんしかいない!と思います。
はじめまして!
▷ただ、弁護士である史朗さんの本業の事件裁判のシーンだけは尺を整えるために取って付けたような感じで進行上ちょっと浮いていたかな?
私も同じこと思いました💦内野さんの演技力は群を抜いていますね🤗