「貧困なる想像力によりつくられた映画?!」滑走路 アサシンⅡさんの映画レビュー(感想・評価)
貧困なる想像力によりつくられた映画?!
原作者の歌人は武蔵中高で陰湿ないじめを受け三十二歳で自死したわけですから、いじめだけでなく後遺症で悩んだことなども、描かれるべき、だったのでしょう。
水川あさみのところは熱演ですが、この物語と関係ない(多分も想像だけのもの)もので、付け足す意味もないでしょう。
厚労省の役人のところは、良い視点だと思うのですが、いかんせん、実態とはほど遠い。
取り上げた視点は良いのですが、とても残念な出来上がりで、映画の品質としては低いのはとても悲しいことです。
でも、こんな内容が全国に配給できるのですから、日本映画もまだまだ捨てたものではない、そう、思いたいものです。
日本人の死の最大の原因はいじめによる自殺だと、思うからです。
コメントする