「これはとっても良い映画、本当の意味でリアル」滑走路 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
これはとっても良い映画、本当の意味でリアル
コロナの影響か、先週くらいから見たい映画が多過ぎて、全部は観られそうもないので、スルーかなと思っていたけど、評価が高いので見に行きました。
結果、とっても良い映画。宝物ですね。
テーマは「自死」の話ですが、とても繊細に作られていて、「自殺」という言葉も使われます。
個人的には、少し引き込まれる感覚があり、とてもリアル。観ていて恐ろしかった。恐ろしいと思いつつ、最後はとても後味が良かった。
ハッピーエンドかどうかは見る人によるかと。
イジメを助けた高校生
働き過ぎで眠れない官僚
妻の才能に嫉妬する高校美術教師
の3人の男の話です。
それぞれの物語がどうやって繋がるのか。
いろいろな伏線をどうやって回収するのか。
見終わったあとの余韻がとても好きでした。
基本的に、小さいプライドを捨てられない男の話です。私も男としてとても共感できます。
同時に、それぞれの男のそばにいる女の話でもあります。女性は素晴らしい、、ちょっと、個人的な幻想が入っていますが。
そして、やっぱりあのお母さんのセリフ、、
「○○って言ってあげられなくてごめん」。
涙です。
また、詩人が原作者なので、ところどころ素敵な言葉が多いです。
あと、エンディング曲も良かったsanoibukiさんですね。
映画「his」で知ってファンです。
この映画の主題歌を歌っていると知らずに見たので、エンディングまで最高でした。
これもとても映画らしい映画で、最初から最後まで、何にも邪魔されない環境で見て欲しいです。そういう作品は、やっぱり映画館ですね。
私には教養がないので、原作者の「萩原慎一郎」さんは知りませんでした。ただ、プロフィールを見ると自死されたとの事。この映画との関係がとても深いと思いました。
残された方々が、伝えたいことの結晶のようないい映画でした。
残念なのは、たくさんの映画館では放映されないことですね。観るか迷っている方は是非映画館で。
そうなんですよね。私もあまり前情報を知らずに見るので、、あとから知りました。リアルすぎるだろうと。
ただ、お母さんのセリフが全てで、「覚えておいて欲しい」ということなのだと思います。
できるだけたくさんの人の心に残るといいですね。
おはようございます。
この作品は、"私が一番良く行くシネコンがかけてくれて、先週仕事帰りに観に行ったのですが、あまりに心に響いてしまい・・・
普段、パンフレットは買わないのですが、購入。原作の方は映画製作には関わっていない、というか、歌集が発行された時には既に、・・・という事でした。苛めが、その後の人生にそんなに影響を与えてしまう、という事も、余り知らず、観賞後のインパクトにも・・・。
では、又。
コメントありがとうございます。そうなんですね。残念ながら、万人向けでは無いのでアカデミー賞などの賞レースとは無縁だと思いましたが、いい映画はいい。更に賞をとってできるだけ多くの人に見て欲しいですね。
ただ、、、自死に引き込まれる方がいないことも切に願います。