「まさかの擬人化にまさかの感動!?勉強にもなる冒険物語!!」「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ! 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5まさかの擬人化にまさかの感動!?勉強にもなる冒険物語!!

2021年1月10日
PCから投稿

楽しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:自分の身体のことを、物語を通して沢山学べるのが魅力。自己犠牲の精神には、不覚にも感動もさせられる。
否:似たようなシーンが多く、勉強になるような説明も非常に多いので、世界観に惹かれないと退屈してしまうこと請け合い。

 一言でいうと、「とっても勉強になる映画」です(笑)。自分の体内のことを、冒険ストーリーを通して沢山学べます。1回鑑賞しただけではテロップが読み切れないほど、当然説明は長くなりますが、それもまたご愛敬(笑)。ただ、どうしても似たようなシーンが続くので、内容が好みに合わないと飽きてしまいそうですね。
 そしてストーリーを通して描かれるのは、何といっても“自己犠牲の精神の尊厳”といったところでしょうか。自分の身を犠牲にしてでも、仲間や世界(身体)を守ろうとする細胞達の姿には、不覚にも感動させられてしまいます(笑)。そして個人的には、“日和見菌”がムカつきました(笑)。でも全体の7割を占めるくせに、善玉菌と悪玉菌の優勢な方の味方をするなんて、なんか・・・人間っぽいですね(笑)。
 お話自体も独立しているので、特段の予備知識も不要です。気になった方は是非。

門倉カド(映画コーディネーター)