「まさに人生同様 "一度きりの映画“」PLAY 25年分のラストシーン プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに人生同様 "一度きりの映画“
全編、13歳から38歳までの主人公マックスが回すカメラ映像で構成させる今作。
本当に25年間分のホームビデオ(という程)のみなのだが、普通に観ることができてしまう。
ドキュメンタリーとは少し違く、ただの日常記録にこれほどまで惹きつけられるとは面食らいました。
僕は歳がマックスたちと10コ以上離れているのだけれど、彼らの映像にどこか懐かしさを感じ、同じ歳頃だった自分がリンクしました。
前述で"ただの日常記録“と言いましたが、マックスが抱くエマへの気持ちを感じることができるし、そもそも通常の演技では違和感が出てしまい成立しない手法なので、ものすごくハイレベルな映像なのです。
妥協をしない監督の元、どのカットにも何十テイクも掛けたという記事を読んで納得しました。
いやぁ、それにしても"浅田家!“然り、記録するって偉大ですね。
当時の様子は目で見て確認できますが、データには残されていない感情までも甦って来る。
そして時には自分を導いてくれる力があるんですね。
みんなスマートフォンという最高の機材があるのだから、とりあえずRECボタンを押してみてはどうでしょうか。
コメントする