「私は大好物の映画です」ザ・ハント raumerさんの映画レビュー(感想・評価)
私は大好物の映画です
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メッセージ性が弱いとか、物語の深みがないとか、主人公が強すぎるとか、残酷なシーンが多いとか、そういうことを気にする人は観てはいけません。階級格差とか陰謀論とかもただの味付けでテーマはそこにはありません。この映画はホラー映画ではなくサスペンス映画でもなく、B級ドタバタ・コメディー映画です。それも極上の。
映画が始まって最初にフォーカスされた人が最後まで生き残るというホラー映画のセオリーを逆手に取った序盤、主人公になりそうな人がみんな死んじゃってから出てくる本当の主人公、人間狩りの話はどこに行っちゃったんだよという中盤、無駄に強い主人公で立場が逆転する終盤、そしてラストの「ああ、勘違い」。これほど観客をナメた映画はありません。大好きです!
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