「白豚もそおいう事なのだろうな。」ザ・ハント U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
白豚もそおいう事なのだろうな。
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ハリウッドも平和だったのだなあと、妙な感想を抱く。コロナが猛威を奮う昨今では、なかなか出来ないんじゃなかろうかと思える。
基本的にはマンハントで合ってはいるんだけど、その設定には色々仕掛けがあって楽しかった。
主人公の背景が最後まで語られないのも、面白い。
ゴア的なものは少なめで間口は広い感じだ。
集められたのがネットで誹謗中傷を繰り返す輩たちってのも、中々トンチが効いていて、それらの失墜させられた富裕層達の復讐って構図だった。
で、まあ、そんな事を考えるに、かの大統領とは切り離しても良かったんではないかと思うのだが…まぁ、それも巧みな番宣の1つと思えば、さすがハリウッドと思えてしまう。
そういう設定が面白かったのだが、どの段階で大統領批判を組み込んだのか、その匂いを感じる度にクスッと笑う。つまりは…この作品へのプラスの要素ではないように思える。
だからこそスリル演出は抑えめで、ハードルを下げたのかなとも勘繰る。
海外作品のアクションに飢えてきた為、足を運んだのだけれど…アクション作品というよりは、政治色が案外強く、ちょっとゲンナリした作品だった。
よくよく考えると題名からして皮肉たっぷりだったのだなあ…。
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