「時代感、男臭さ、BGM」追龍 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
時代感、男臭さ、BGM
1960年代の香港を舞台にマフィアと警察でのし上がろうとする2人を描いた物語。
当時の香港は英国が統治しているという事実は意外と重くのしかかってくる。実際にあった話のようなので、そのへんの描き方もうまい。何より当時の香港の雰囲気がとてもうまくつくられている(実際に見たことなんてないけど)。九龍の上を飛行機が飛ぶシーンとかもよかった。そしてBGMには当時のソウルミュージックが使われてたりするのもいい。
その上で骨太の物語が描かれるんだからたまったもんじゃない。同世代(50歳前後)のおじさんたちにはハマる人が多い気がする。
本作のドニー・イェンはアクション控えめなのはやや物足りないがそれも仕方ないと納得しながら男の友情を堪能した。
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