青くて痛くて脆いのレビュー・感想・評価
全97件中、21~40件目を表示
2人の痛さも含めて良作
主人公の楓は根暗でコミュ障、主体性のない冴えない大学生
ヒロインの秋好は独善的で空気も読めないけど、行動力と人を惹きつけるカリスマ性を持った女子大生
この映画は大学生特有の痛さや青さをうまく表現しているなと思います
・やたらと意識高い系集団
・社会人とのコネがステータス
・コミュ力高いチャラ男
・語る理想と行動の乖離
楓の痛さや気持ち悪さは、自分が傷ついた原因を相手に押し付け過ぎているところと、こうあって欲しい理想を相手に押し付けた事
秋好の痛さは語る理想と現実の乖離を綺麗なウソで塗り固め、暴走していることに気付けていない事
秋好が変わっていないと言う見方もあると思いますが、最初の世界平和や対話の席につく事を空気も読まずに教授に語ってた秋好ならば、楓を田端くん呼びに戻して、あの場面で気持ち悪いという拒絶の言葉は出なかったと思います
別の方向性の2人だけど、若者特有の痛さとSNS時代の怖さ、若さゆえの醜悪さをうまく表現できてると思います
自分は誰かの間に合せと言う事を受け入れる事、これを学生時代に受け入れるのは酷だよなぁ
一方的な思い
楓は秋好のことを周囲と協調性のない駄目なやつだと思っていたが、秋吉はモアイをきっかけに人として成長していき、最終的には楓自身が3年経っても何も変わっておらず、相手の気持ちを考えられない人間だと気づく。
人は失敗をするし、失敗から多くを学ぶのだが、早く気づいておけば、この3年をもっと楽しく、秋好とも良い関係を築くことができ、ここまで人を傷つけなかっただろうな、、、
自分も最近になり、早く築いておけばということが多い。常に俯瞰の目で考えることと、多くの失敗を早いうちにして、反省することが大事だなと改めて考えさせられた。
そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ
映画「青くて痛くて脆い」(狩山俊輔監督)から。
大学のサークルか、懐かしいなぁ・・と呟きながら、
何十年も前の自の大学生活を思い出していた。
中学、高校のクラブ活動とはちょっと違う自由さが、
大学のサークルって感じで、楽しかったのを覚えている。
「この世界に暴力はいらない」という理想を掲げ、
自分たちの行動で「世界を変える」、
そんな思いを抱いている主人公女子は、悩んでいた。
そんな時、主人公男子とは、こうアドバイスする。
「どうしてもやりたいなら自分で作ってみたら?」
その一言から「秘密結社サークル・モアイ」が立ち上がり、
彼女が積極的に動き、活動場所も見つけてきてしまう。
そして彼を、その場所に連れて行き、
「今日からここが、モアイの秘密基地です」と宣言する。
「秘密基地?」と不思議がる主人公男子に、言い放つ。
「そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ」
私たちが子供の頃に、隠れ家として作った秘密基地は、
なんだったんだろうなぁ・・と思い出し笑いをした。
でも「秘密結社には秘密基地が必要」という発想が楽しい。
サークルなんだから部室でいいのに・・と思いながら。
P.S
個人的には、ネットで炎上して大混乱しているかと思いきや、
「安全圏で笑ってる奴らなんかゴミです」と言い放つ、
モアイメンバーの女子大生の台詞、インパクトあったなぁ。
タイトルなし(ネタバレ)
予想と違った展開でハラハラドキドキしながら見てました!
吉沢亮の演技力はとても凄かったし、惹き付けられる暗闇の暗い世界に入っていくストーリー観はどーなっていくのかなって思いながら観てました。
みなさんも書いてあるとおり、主人公に共感もしくは理解できる人なら面白いと思うし、主人公の性格、考え方に生理的に無理なら合わないと思うため、この映画は賛否両論に分かれるかと思います。
妬み、嫉妬、苦しみなどのような感情がひとつの行動に移してしまうことで、リアルタイムな日常を破壊してしまうことは誰にでも起こりうることでわないのかな思います。
大抵はみんな我慢してますけどね(笑)
今回の主人公は自分の目的のために行動して、行動した結果、自分が行ったことに対し間違いだと気づき、それに対して再度行動した。
その結果思うようにはいかなかった。
それが現実ですよね〜人生そんなもん。そんな都合よく良くいく人生なんてない(笑)
でも最後はしっかり誤ちとして向き合っく姿はかっこいいなぁっておもって観てました。
杉咲花ちゃんが言ってた、世界を変えるためには手段と方法が必要って言ってたけど、世界を変えたいなら総理大臣になればいいんだよ(笑)
人によるかも
似たような経験がある人にはすごく刺さる作品かなと思う。作中のテンみたいな人が見ても被害妄想の陰湿なやつ。っていう感想で終わるのかもしれないけど、人は人を間に合わせに使って生きてるみたいなセリフはとても響いたし、こういう脆い部分はどんな人間にもあるんじゃないかなあ。
なかなか斬新でした
未だかつてない雰囲気と内容の作品。
杉咲花さん演じる秋好と吉沢亮さん演じる楓の出会いから始まるモアイの活動。その活動が、まだ規模が小さい頃は2人の距離が近くお互いにお互いを気遣い気にしながら活動していたのだが、規模が大きくなるにつれて今まではこうだったのにという思いが心の奥底に募る楓。楓にとってはそれって結構気持ち的に辛いことだったし、何よりずっと秋好のことが気になってたからこそ先輩と付き合い始めたのはとても苦しかったと思う。
あんなに近くにいた彼女が離れていく寂しさとやるせなさ、それに文句を言ったり不満を言ったりせずに1人勝手に逃げてしまった楓。なかなかわかるようでわかりたくないような心の葛藤が描かれた作品でした。クライマックスの、楓の本当になりたかった自分の場面は痺れました。
なりたい自分。
宣伝を見て気になり見ました。
宣伝では、愛する人を殺されて
復習するみたいな話なんだと思ってました。
サイコパス系かなぁ?って。
そしたらまさかの、大学のモアイと言う
2人が作り上げた世界を平和にする
暴力のない世界を作る、平和を願うサークルから
はじまったお話。
あきよしさんが途中で死んだんだと
思っていたらまさかの後半で、生きてます。
ずっと生きてる。
ただ、たばたが、死んだことにしていただけでした。
自分の思い描いていたとおりにいかず
嫉妬心や色々なものから、モアイと潰したいと言う願いに変わってしまっていたんですね。
なりたい自分になれず妬み、モアイを
SNSで告発をし、サークル自体を解散までに追い込みます。
そのあと、なりたい自分になれてない自分に
気づき、悔やみ、後悔して
SNSで撤回のツイートをするけど
そんなものではもう元には戻らず
ただモアイがなくなりました。
あきよしさん、ずっと世界平和を願っていたんですね。
やばい人なのかと思わせておいて
でも全然やばくなくて、ちゃんと
なりたい自分のまま頑張ってました。
そこで彼がやっとなりたい自分へ変わる行動が
1番最後にきます。
彼はラストで、なりたい自分への第一歩を踏めたのでは無いかなと思いました。
なりたい自分ってなんですかね。
理想とか、現実とか。
なりたい自分になれてる人ってどれくらいいるのだろう。
宣伝で見た時との印象とは、見終えた際に
全く違う作品だったなと思いましたが
見てよかったです。
青いし痛いし脆いし人間ってかんじ。
主人公に全く共感できずポカーン
主人が原作者のファンなので一緒に観賞。私自身は原作未読。
最初から「秋好は死んだ」というのは比喩であろうと思っていた。純粋な理想に燃えていた彼女が、次第に大人になって理念を諦めてしまったとか、理想と現実のギャップに傷ついて再起不能な廃人と化してしまったとか。そのことに対する復讐なのかなと。しかし実際には秋好は何も変わっておらず、主人公の思い込みによる秋好への逆恨みと判明して、ポカーンと放心してしまった。寿乃の言葉じゃないですが、「本当に気持ち悪い」としか言えない。これといった主義主張もなく「秋好がいいと思うならいい」と追従するだけだったくせに、突然へそを曲げて、自分勝手に暗い復讐心を燃やしている主人公が、人格異常者にしか見えず。片想いからストーカーと化す人に似ているように思えた。みんながみんな自己主張するばかりでは困るので、強い信念をもつ誰かに寄り添う生き方は否定しないが、主人公の心理は全くもって理解不能。
俳優さん女優さんの演技は素晴らしく、主演2人も助演のみなさんも、それぞれの役にはまっていて違和感なく見ることができた。
君と僕のなりたい自分になりたい。世界を変えたい
近年の青春映画の名篇となった2017年の『君の膵臓をたべたい』。
その原作者、住野よるの同名小説を映画化。
あの感動をもう一度…と思ったら!
人とのコミュニケーションに距離を取ってしまう大学一年生の楓。
ある時、同じ一年の秋好と出会う。
楓は人付き合いが苦手で周囲から孤立していたが、秋好もまたKYな発言で周囲から浮いていた。
関わりたくなかったのだが、彼女の自由奔放な性格に押され、サークルを結成/入会させられてしまう…!
何だか見てたら某アニメが頭をよぎった。ただの人間には興味ありません!…ってやつ。
あちらは“SOS団”だったが、こちらは“モアイ”。
その活動内容は…
世界を変える。
なりたい自分になる。
青臭くて、理想に過ぎなくて、大それた夢に過ぎないかもしれないけど、二人は出来る事や小さな事からこつこつと、活動に勤しんでいた。
それから数年後…
モアイは悪質な就活サークルと化し、秋好は“居なくなっていた”。
楓は自分から大切な居場所と人物を奪ったモアイを潰そうと復讐を企てる…。
繊細な青春ストーリーと思いきや、まさかの復讐サスペンス仕立て。
出会いや爽やかな青春映画風の過去の思い出と、復讐を開始するサスペンスチックな現在が交錯して展開。
それがなかなかトリッキーな仕掛けでもあり、飽きずに引き込まれた。
勿論青春描写はリリカルなのだが、復讐サスペンスはスリリング。言わばダークな青春サスペンス。
あの感動の“キミスイ”から一転。住野よるの降り幅に驚く。
青春ストーリーと思ったら、復讐サスペンス。
実は仕掛けはこれだけじゃなかった。
ネタバレチェックを付けるので言ってしまうが…、
あるワンシーンで「ん? ひょっとして…?」と気になり、当たった。(楓が柄本祐演じる脇坂と再会した時、窓の外から駆け寄るある人物)
やはりそうだった。
秋好。
彼女は存命。何も死んでなどいなかった。
“居なくなった”というのは、楓が知る秋好はもう居ないという事。
青臭くて理想的で大それた夢に向かって一直線だった秋好はもう居ない。そんな秋好を楓は…。
今もモアイの代表を務める秋好だが、変わってしまった。
そんな秋好を許せない。
そんなモアイを許せない。
楓の復讐というのは、秋好の為ではなく、モアイと秋好共々。
自分を切り捨てた居場所と彼女に対しーーー。
吉沢亮と杉咲花の初共演&W主演で、若者の苦悩や葛藤を体現。
過去と現在で印象が異なる演じ分けもお見事。
杉咲は言うまでもないが、吉沢も『キングダム』の熱演から着実に実力を付け、本作ではまた新たな役に挑んでいる。
終盤で袂を分けた二人が久々に顔を合わせたシーン。吉沢vs杉咲の演技バトルは白熱!
その他揃った若手キャストでは、松本穂香がクセ者キャラ。
楓の復讐方法は、モアイのスキャンダルをSNSに上げ、炎上させるという現代社会ならではのやり方。
モアイには悪い噂が付いて回るが、本気で就活しようとする人たちもいる。
歪んでいるのはどちらか…?
そして見ていく内に、楓の本当の復讐理由が明らかになる。
言うまでもない。秋好への恋心。
楓は秋好に惹かれていたのだが、秋好は別の先輩と交際を。
復讐は単なる嫉妬。
楓は否定するが…、
それを知り、秋好は激しく嫌悪する。
「気持ち悪い!」
秋好は何も変わっていなかった。
今も青臭くて理想的で大それた夢に向かって一直線。
しかし、その為には現実的な方法も致し方ない。でも決して違法や悪質な活動には携わってはいない。
今も本気で信じている。
世界を変える。なりたい自分になる。
変わってしまったのは、楓の方だった。
そして楓は、取り返しの付かない事を。
二人で作った“世界”を、壊してしまう…。
人間というのは愚かでバカでありがち。失って初めて気付く。
こんな自分になりたくなかった。
“それ”が自分にとってどんなに大切だったか。
世界を変える。
なりたい自分になる。
全て彼女が教えてくれた。
今からでも世界を変えられるだろうか。
もう遅いだろうか。
今からでもなりたい自分になれるだろうか。
もう遅いだろうか。
なれなかったなりたい自分のシーンが胸を打つ。
解散したモアイであったが、また新たに立ち上がった。
ラスト、楓はある人物を見かけ、がむしゃらに駆け寄る。
もう一度。
どんなに傷付いても。
青くても。
痛くても。
脆くても。
リリカルな青春ストーリー→ダークな復讐サスペンス→そして感動で締め括り。
いい意味で予想と期待を裏切られた!
いろいろな意味で良かった
「世界を変えたい」という思いで楓と秋好はモアイというサークルを作った。
始めは、二人で小さい活動をしていたが、少しずつサークルは大きくなっていった。
大きくなるにつれ楓はサークルを離れた。
その後、楓から見たモアイは昔の思いなど全くない活動をしているように思えモアイを壊そうとした。
そして、不正の活動をしている証拠をつかみモアイを壊し、秋好のことも傷つけた。
楓は、モアイを壊し、秋好を傷つけたことを後悔したという内容だった。
予告を観たとき、楓がモアイを取り上げられたうえ秋好にも何かあったのだと思っていましたが観ている途中からそんなことなく、むしろ楓は痛い人なんだなと思いました。
作者の住野よるさんはすごい話の展開を考えるんだなと思いました。
楓はやっぱり学生だなと思いました。自分の思い通りにいかなかったからモアイを壊した。
最後に後悔したからまだましかなと思いますが。
なりたい人になるって難しい。
いろいろなしがらみが出てきて、なりたいけどなれなくて、苦しむことも多い。
タイトルなし(ネタバレ)
普通でした。
終盤、講義室での二人の言い合いのシーンですがあの会話の内容からどうして秋好は「楓は私のことが好きなのではないか」と導き出せたのか疑問に感じました。
たしかに間違いではないですが、ながれが自然ではなかったような気がします。
ネタバレ禁止な訳だよ
予告編を観ていて、どんどん印象が変わったこの作品。最初は、普通に、吉沢亮と杉咲花のラブストーリーだと思ったもんなぁ…。次に見たときは、サスペンスってあって、「秋好は、この世界からいなくなった。」とか言ってるから、殺されたんだろうと思ったもんなぁ…。その次に観たときは、「きもい。」とか言われてるから、びっくりした。ネタバレ禁止って見たから、言わないし、書かないけど、これ、どうなんだぁ?田端がキモイって言われるのも、分かるよって思っちゃった。まあ、個人的には、最初で、秋好のこと、ウザイって思いましたけどね。私も、秋好みたいな子とは、友達にはなれないし、関わらないでくれって思っちゃう。
なんか…普通に、この二人のラブストーリーかサスペンスが観たかったかなぁ…。
現代の社会問題を青春の脆さで表現した
まず大学1年生の際に吉沢亮と杉咲花が出会いサークルを作るところから始まる。
そのサークル名、モアイで数々のボランティア活動をしていく。フリースクールでの子どもたちとの触れ合いだったり微笑ましくて大学生してる感じが好きです。
しかし、3年後の吉沢亮は杉咲花を「死んだ」と断言しモアイを潰そうと計画する。
なぜ、杉咲花は死んだのか?
モアイはどうして就活のコネ作りサークルになってしまったのか?
これは全て吉沢亮の中の嘘でした。
吉沢亮本人は勝手に恨みを抱いていますが自分の気持ちをはっきり言葉にして伝えなかった故にすれ違いが生じ大切な人の大切な居場所まで奪ってしまったという後悔のお話です。
それでも前を向いて拒絶をされても許されなくても謝りに行こう!と走り出した吉沢亮の覚悟は男らしかったです。
SNSの怖さや人間関係の脆さを非常に味わいました。
個人的に吉沢亮くんと杉咲花さんと森七菜さんがフリースクールで一緒にいるシーンは本当に好きです。お兄さんとお姉さんが守ってる感じがして微笑ましかったです。
映画館のスタッフさんが「青くて痛くて儚い(はかない)」って間違えて言ってたけどわかるよ読みづらいよな
原作未読です
同作者の「君の肝臓を食べたい」原作読みました映画見てません
肝臓は知人が好きで勧められたので小説を読んだのですが、オチでドン引きしたのと、道中で感情移入ができなかったので好きな話では無かったのですが
時間が余ってたまたま意味もなくなんとなく見たこの作品は(原作未読なので少なくとも映画は)とても好きなタイプの作品でした。
皮肉ではなくて本当に星5です
「必要以上に人と関わらない」みたいな信条を持った勘違い陰キャ大学生の田端楓(吉沢亮の顔は世界で150番目くらいにかっこいいのであながち勘違いでもないかもしれない)
と
現実的な解決案もないまま暴力はいらないとか語るヒロインポジの大学生の秋好寿乃(髪型がボブ)(何故かボブがいっぱい出てくる)
が50人ほど巻き込んだ喧嘩をする話です。
もしかするとちょっと違うかもしれませんが、感じ方は人それぞれですよね。
アクション映画では米国、中国等に遅れを取っている日本ですが、心の移り変わりや文字や言葉の暴力を題材にした場合は日本がダントツといって過言ではないでしょう。どうですか映画に詳しい人?
閑話休題
主人公はただ人見知りなだけなのに人と関わらないようにしてるということにしてできないをやらないにすり替えてる(ように感じる)心のヒヤリハットマン
ヒロインは、目の前で超暴力人間が暴れてるってわけでもないのに突然立ち上がり「暴力はいらない」だとか「武器を捨てれば良い」だとかいいつつも後半言葉の暴力で無双する一貫性ゼロキッズ
個人的には主役2人のキャラが両方とも性根が曲がってて登場シーンからずっとムカつくのですが、大喧嘩した挙げ句、喧嘩両成敗的な終わり方をし、スカッとする映画です。
「モアイ」というボランティアサークルを2人で立ち上げ、馴れ合いが始まるのですが、秋好寿乃の行動力へ憧れを抱きつつも(ここには恋心も含まれるかもしれない)二人三脚で進んでいけると思っていた田端楓が、秋好寿乃に彼氏ができたことにより一転ファンからアンチに変貌します。
しゃあねぇと割り切って秋好寿乃の彼氏とも仲良くなれば良いのではとも思いますが、田端楓くんは人見知りなので懐いた人としか話しができない。
さらにボランティアサークルから就活サークルへと華麗にジョブチェンジしたモアイは、他にもアンチがいるようです。
正直モアイがあーだこーだはどうでも良い部分なので割愛しますが
一番の盛り上がりポイントとして田端楓と秋好寿乃が口汚くなじり合うシーンですが、1時間前に(舞台上の時間経過はわかりませんが)暴力がいらないと言っていた秋好寿乃が言葉の暴力で田端楓を黙らせます。会話がすれ違っていてK.O.はできていなさそうなので判定勝ちです。精神の階級差は那須川天心とメイウェザーくらいありそうです。
話がずれますが、那須川天心とメイウェザーは階級差がなくてルールの折り合いが付けば面白い勝負になりそうです。
そのシーン後は必死の努力で就活サークルを潰したのに罪悪感で人見知りじゃなかったパターンの妄想シーンが入りますが、本筋がそのストーリーだと流石に退屈過ぎるので、このストーリーで本当に良かったと思います。
おしまい
(夏休みの日記かよ)
考えさせられる映画だと思いました
見終わってすごくモヤモヤした気持ちが残りましたが、時間経っていろいろ考えてしまうから面白かったんだなあと思います。
変わってしまった好きな子に復讐する楓と、人が増えて間違った方向に向かってると気づかず、自分の信念に近づいてると勘違いしてた秋吉。
確かに、吉沢亮じゃなきゃ思い込み激しくて卑怯なやり方でしかやり返せないのはただのキモイ人かもしれない。
でも、結局、個人情報流すのは犯罪だから、叩かれて当然だし
秋吉がいなくなってからのモアイはちゃんといい方向に向かった団体になってた。
ただ、いまはSNSで平気で叩く勘違いした正義もあるからなあ。
なんというか、やり返しかたはよくなかったけど、幹事の人は結局叩かれて当然だし
楓の友達が、「いや、あの人悪いことと思ってやってないぽいからさ、晒すとかやめようぜ」って
仲良くなっちゃって言えなくなる気持ちもわかるし、でも友達なら注意する勇気も必要だし。
なんだか、だれの味方にも敵にもなれない感じでしたw
いやあ、面白かったw
こころが痛くなりせつない
自分自身の学生時代の気持ちや、社会人になり30代になった現在の心をぐさぐさえぐられるようだった。
心の壁を超えて行動した時、何かが変わるんだよね。きちんと思いを伝えていれば、あの時こうしていれば…それが楓にはできなかった。そして勝手に自分は外されたと思いこみ、恋愛が複雑に絡み合う。
秋吉は天然で意外なほどさっぱりな性格。それの伏線はオープニングで貼られていた。
2人の非対称な性格が歪みだした。見ていて悲しくなってきた。見てて心がぎゅっとなった。
2人で言い合うシーンは見てられないわ。
小説も買って読んでみよう。
すごく主人公の行動、心情がわかってしまう
これはとても恥ずかしいことだけど吉沢亮さん演じる田端の心情が重なる部分が
多々あって、これほど心情がわかる主人公は初めてだった。
ここまで人のせいにして自分を守り人を妬んでしまうものなのかと呆れてしまう人も
いるかもしれないけど、ボクは同じような心情に落ちいり、ふさぎ込んでしまうし
裏切られたと錯覚してしまうし
ありもしない人にとってはきもちわるいであろう理想を空想することもある。
だから後半の柄本佑さん演じる脇坂の言葉はとても痛くやさしくしみました。
多くの人にとっては気持ち悪いどうでもいい映画かもしれないけど
ボクは見て自分をありありと理解できて出会えてよかった映画になりました。
題名通り若さ故の青さが痛々しい
杉咲花さんは本当に可愛いらしかった。
この世から居なくなる前は。
この役を上手く演じてました。
最初の脇目もふらず理想に近づこうと走っていた時の
舞台で発声しているような高く良く通る声と
ラストシーンでのあのやり取りのシーンでは声の出し方が違ってました。
秋好さんは世界平和という理念は変わっていなくても、
モアイにどんどんメンバーが増えて、
共同で運営していくにあたり、
少しずつスレていってしまったんですかね。
対して楓くんは、いつまでも少年のようで青いまま。
こうゆう話、現実にも良くあって、
傍らで見ているだけで、痛いなあと。
何かを作ろうと志を一緒にする仲間達で、
仲間割れとか喧嘩とか。
心のすれ違いで。
ラストの二人の真正面からのぶつかり合いは、
見ていて疲れる程、生々しかった。
いやあ、あの演技をするのも相当にエネルギーを使うんだろうなと思います。
痛みも喜びも分けあえるものだから
理想論なんか語っちゃって「さぶッ」と、
冷ややに薄ら笑いを浮かべる自分がいる。
でも語るべき理想すらない自分に気付き
薄ら笑いが凍りつく。
敬語で喋るのは相手を傷つけないため...
なんかじゃない。
自分のこころを覗かれたくないから。
本当は自分が傷つきたくないから。
自分ひとりが銃を投げ捨てても
戦争は終わらない。
むしろ丸腰になったところに銃弾が飛んできて
結局のところ傷つくのは自分自身だ。
わたしたちは本物の銃は持ってないけど
わたしたちは言葉の銃を持っている。
興味本位で、たぶん興味すらもない
およそ関わりもない安全圏で
傍観を決め込むヒトたちによって
無慈悲な言葉は投げつけられる...
SNSが普及するにしたがい
それが顕著になってしまった。悲しいことに...
言葉が怖くなって、言葉に絶望し
言葉を手放したとしても
今の自分はこれまでの言葉が積み重なって
今の自分が出来ているはずだ。
だとしたら、
再び手にする言葉が、希望を託す言葉が
未来を決定づけるはずだ。
そうやって摩擦から発した温みある言葉を胸に
わたしたちは少なからず傷つきながら前進するのだ。
顔を見合わせない、直に体温を感じないSNSでは
言葉の真意を測るためにリテラシーを酷使して
辟易するかもしれないけれど
面と向かって言いにくい本音だったり
日頃は照れ臭さいことだったりと
言葉にできない言葉を発信するには
もってこいなツールだと思うので
“要領・用法”をまもり配慮をもって
正しくお使いください。
同じネット民、同じ映画ファンである
わたしの願いです。
杉咲花さんとか松本穂香さんとかが演じる
明け透けのない性格のヒトって
一見なんにも悩みがないように見えて
実はいちばん傷付いきやすい性分なんですよね。
本心をさらけだすことをせず
傷付きも傷付けることも避けて
慎ましく平坦な生き方を望んでもいいのだけど
彼女たちはそうとはせず
たとえ傷付き、傷付けようとも
喜びも悲しみも等しく受け入れて
起伏のある生き方を選んでしまった。
誰かに何かを言われても
そうして手にしたものが
なにものにも代えがたい財産だと
彼女たちは知っているから...
「こころが痛い」→〈主観〉と
「言動、行動がイタい」→〈客観〉の違いはあるけれど
これからの社会で大事なことは多様性を認める寛容さと
お互いの適切な距離感を推し測り
寄り添う姿勢なのだと思いました。
言葉を届けるために。言葉を受けとるために...
ネットでも。現実でも。
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