青くて痛くて脆いのレビュー・感想・評価
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よかった
死んだ友人の復讐劇だと思ってたが違かった!
想像と違った。かなりよかった
失礼だが観るまでは、吉沢亮さん主演ということで、勝手に「若手俳優をかき集めただけのよくある恋愛映画だろ」と思っていた。
全く違った。恋愛映画ですらなかった。しかも吉沢亮さんの演技が想像以上にうまかった。
理解できる人にとってはかなり心を掴まれる、理解できない人にとっては信じられないほどつまらない映画だと思う。
気持ち悪い、と言いたい秋好の気持ちも分かるが、気持ち悪くなってしまった楓の気持ちも痛いほど分かる。嫌味ではなく、この映画を観て「つまらない」「主人公に共感できない」と思った人は、幸せな人だと思う。私もそうなのだが、他人に妬み嫉みの感情を抱きやすい人はかなり主人公の楓に共感できると思う。
自分しか頼るものがなかったはずの秋好が、どんどん遠くへ行ってしまう。自分が居なくても、支えてくれる人間に囲まれている人になってしまう。しかしそれは、楓以外の人間が見ると、「秋好は成長している」というわけで、良いことである。その、秋好の成長に対する楓と楓以外の人間の感じ方のギャップが難しいところだ。
楓は、その「モアイをぶっ壊したい」という思いが嫉妬からくるものであることに気がつけず、よくわからない虚しさの理由を「秋好が俺を利用したから」ということにして、あくまでも自分は被害者であるフリをした。そして、何もかも壊してしまった後、自分が子供だったのだと気づく。分かる。悲しい。全部自分が招いたことなのが、また悲しい。
秋好が楓に「気持ち悪い」と言ったところは、自分も楓と同じ表情で「ガーン」となってしまった…
ラスト、目の前に楓が現れた後の秋好の反応を映さなかったのが、また想像力を掻き立ててよかった…
残念な点を挙げるとすれば、もう少し秋好と楓がキャッキャしているシーンが多くてもよかったと思う。この2人がずっと一緒にいた、2人だけでいた、という印象が、少しだけ足りない気がした。
捕まるよマジで!
確かに気持ち悪い、イケメンでも普通の恋愛が出来ないからと言って、ストーカー行為は許されないよ
根暗で人と関わりたくない根暗くん、ある日、友達の輪で世界平和を実現出来ると、タモリってる女ん子に最初に仲間にさせられた!根暗くん、たちまち彼女のペースにハマり・・・好きな子のスカートをめくってしまう的な行為、もしかして身に覚えなる人と居る?友達の輪を広げ、シケメンの彼氏まで作くられ、勘違い嫉妬ストーカー男は、執拗に彼女(サークル)の欠陥を探し、友達の輪に広めて、彼女から「気持ち悪い」と罵られても懲りずに、ストーカーに走るのだ!まるでその行為が、青春かのように・・・ストーカー行為は犯罪です!捕まるよマジで!
『君の膵臓をたべたい』のような青春ラブストーリーかな……え、違う……
住野よるさんの小説を映画化した作品。
佐野さんといえば『君の膵臓をたべたい』などを書いた小説家さんです。
自分は何も情報を調べないまま観たので、
また青春ラブストーリーかなっと思っていました。
しかしその予想を裏切られました。
ホント気持ちの良い、裏切られ方でした!
主人公は自分が傷つかないために人と距離を置く性格です。
自分にもそういう所があるので、主人公の気持ちに共感してしまいました。
序盤はラブストーリー。
中盤は巨悪を潰そうとする勧善懲悪。
そして終盤は今までをひっくり返す超展開(ネタバレなので詳しくは書きません)。
ハラハラドキドキでした。
ラストは等身大の終わり方で、自分は好きです。
しかし少し不満というか、消化不良があります。
それは『別にいてもいなくてもみたいなキャラクター』がいたことです。
例えば、トウスケの狙ってる女の子、ポンちゃん。
色々と意味深なことをしますが、行動を起こした理由がよくわからなかったです。
ポンちゃん『人が多面的ということを象徴したキャラクター』なのかもしれません。
ですが「あの子は何がしたかったんだろうか? 物語に必要だったのか」
と思ってしまいました。
と、少し思うところはありますが、面白い映画でした!
~「もう1度・・・ちゃんと傷つけ。」~
【賛否両論チェック】
賛:青春特有の醜くダークな部分を正面からえぐられ、突きつけられるような展開に、思わず考えさせられてしまう。
否:主人公を始めとする登場人物達の一連の言動は、観る人によっては相容れない部分がありそう。終わり方も賛否ありそうなところか。
この作品で描かれているのは、言ってみれば“アオハルの醜い部分”です。あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくは是非実際にご覧になっていただきたいのですが、ともすれば青春特有の美談として描かれがちな部分が、様々な紆余曲折を経ながらも赤裸々に暴かれていく様に、他の青春映画にはない生々しさがあって、思わず考えさせられてしまいます。
誰のどちらが正論という話でもなく、ただただ青春特有のその衝動がもたらす大きな結果に、決して綺麗事だけでは語れない、青春のダークな部分を突きつけられたような気がします。
登場人物達それぞれの言動も、やや好き嫌いや賛否が分かれそうなところでもありますが、ものすごく変化球な青春ドラマを、是非チェックしてみて下さい。
ネタバレの青春の世
脇役俳優の宝庫
役者よかった
予備知識は予告編のみで観にいきました。
サスペンス的?な物を期待して観に行ったので肩透かしを食らった感じです。
途中、「ちょっと違うのかな」と思いながら観てて、後半に入って「違うのか~」と思ってしましました。
言っている事はよくわかるし「そういう風に思うよね」「わかるけどね」と思いはしたのですが、余りにもそれだけをオブラートに包まず、「直球でこられてもな~」とも思いました。
そういうものをバックボーンとして流れてる主軸、命題として物語を構築してくれていれば、と思いました。もっと複雑な人間ドラマにして欲しかった。途中までは悪くなかったので残念です。
映画の制作サイドの方々、監督や役者さんなどは良かったと思いました。特にいい役者さんを揃えてられて、とても良かったと思いました。
主要な役者さん皆さん良いのは分かっていたので、「やっぱり良いな~」という感想だったのですが、松本穂香が思った以上に良くて少し驚きました。
あと、予告編を作った方には完全にやられてしまいました。さすがプロだと思い、こういうのが映画の面白い所でもあるなと思いました。
やり直すのは難しいけど、頑張れ!
「モアイ」初めはイヤイヤでも
だんだんと居心地いい場所になったんですね
ワガママ男子のこじらせ物語
大学はあれだけ他人が沢山いる空間で
感受性豊かな若い子たちがどう過ごすか難しそう
なりたい自分が何なのか?
目指す方向をちゃんと見つけられる人と
周りに流されてホントの自分を見失ってしまう人·····
楓は寿乃によって目覚めた自我を上手くコントロールする事が出来なくて、思い通りに行かない事を寿乃やサークルのせいにして、ま〜ぁ幼稚な男。
どちらも言葉足らずだと思いますが
楓の偏見の目は酷い(>_<)
ちゃんと寿乃と向き合って話していれば
大学生活もっと楽しく過ごせたでしょうね!
最後、必死な形相でダッシュで
リベンジしに行く所で終わってしまったけど、
やり直しは出来るんだから、頑張りなさい。
若いんだから。生きていれば大丈夫。生きて居るんだから。
今年は本当に辛い事が多く
約半年の間、力づくでどうにかなる事態ではなく
皆が諦めて、期待して、絶望して、、、
個々に抱えてる問題に加えコロナのせいで
誰もがしんどい環境で、悲鳴をあげざるを得ない状況で、
魔が差す瞬間
まだまだ若いのに、素晴らしい人なのに、多くの人々に愛されていたのに·····
ボタンの掛け違いがあったのか?
決定的な事態になったのか?
私なんかが考えても仕方ないんだけど、
かけがえのない存在の方が亡くなるのはしんどい。
映画の感想とは関係ない話ですみません
人は脆い生き物です。
少しの傷口から壊れてしまわぬ様に、
可愛い絆創膏でも貼って誤魔化し誤魔化し生きていきます。
刺さる人には刺さる
勝手に好きになって、勝手に嫌いになって、確証もないまま、自分本位で動いてしまう。
自分と同じ意見しか聞こえない。
そんな、無意識に動いてしまう若さ、青いところがよく表されている作品。
簡単に言えば、所謂 陰キャ な主人公が、拗らせ・勘違いのまま大学生活を過ごしてしまった話。
そういったことを、したことがある人、されたことがある人には刺さるかも。
そういうのとは無縁だった人は、キャストかっこいい・かわいい、2時間暇、ところでどんな話だっけ?で終わると思う。
自分は、ところどころ自分の過去に重なることがあり、刺さった。
何度も手を差し伸べてくれたことにも気づかず、不器用だな、痛いのは自分だったな、と主人公が気づけて良かったね。と解釈した。
最初は男サイドがまともに思えたけど、だんだん綻びが出てきて…というストーリー展開は好きでした。
ゆったりと話が進むので、ここも好きこのも分かれるかと。
まだ彼女を追ったが、その後どうなるか。
普通なら、愛想尽かされて終わりだよね。
若手キャストの躍動は見事、ストーリーは展開が見え隠れ
ソーシャルネットワークのこども版みたいで面白かった
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