「なかなか斬新でした」青くて痛くて脆い しらたまさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか斬新でした
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未だかつてない雰囲気と内容の作品。
杉咲花さん演じる秋好と吉沢亮さん演じる楓の出会いから始まるモアイの活動。その活動が、まだ規模が小さい頃は2人の距離が近くお互いにお互いを気遣い気にしながら活動していたのだが、規模が大きくなるにつれて今まではこうだったのにという思いが心の奥底に募る楓。楓にとってはそれって結構気持ち的に辛いことだったし、何よりずっと秋好のことが気になってたからこそ先輩と付き合い始めたのはとても苦しかったと思う。
あんなに近くにいた彼女が離れていく寂しさとやるせなさ、それに文句を言ったり不満を言ったりせずに1人勝手に逃げてしまった楓。なかなかわかるようでわかりたくないような心の葛藤が描かれた作品でした。クライマックスの、楓の本当になりたかった自分の場面は痺れました。
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