劇場公開日 2020年8月28日

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「『君の膵臓をたべたい』のような青春ラブストーリーかな……え、違う……」青くて痛くて脆い showさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0『君の膵臓をたべたい』のような青春ラブストーリーかな……え、違う……

2021年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

住野よるさんの小説を映画化した作品。
佐野さんといえば『君の膵臓をたべたい』などを書いた小説家さんです。

自分は何も情報を調べないまま観たので、
また青春ラブストーリーかなっと思っていました。
しかしその予想を裏切られました。

ホント気持ちの良い、裏切られ方でした!

主人公は自分が傷つかないために人と距離を置く性格です。
自分にもそういう所があるので、主人公の気持ちに共感してしまいました。

序盤はラブストーリー。
中盤は巨悪を潰そうとする勧善懲悪。
そして終盤は今までをひっくり返す超展開(ネタバレなので詳しくは書きません)。

ハラハラドキドキでした。
ラストは等身大の終わり方で、自分は好きです。

しかし少し不満というか、消化不良があります。

それは『別にいてもいなくてもみたいなキャラクター』がいたことです。
例えば、トウスケの狙ってる女の子、ポンちゃん。

色々と意味深なことをしますが、行動を起こした理由がよくわからなかったです。

ポンちゃん『人が多面的ということを象徴したキャラクター』なのかもしれません。
ですが「あの子は何がしたかったんだろうか? 物語に必要だったのか」
と思ってしまいました。

と、少し思うところはありますが、面白い映画でした!

show
abogadykoさんのコメント
2021年2月20日

あの友人は彼のそばから離れていく人を象徴しているため、必ず必要な人物だったと思いますよ。

abogadyko