「映画館のスタッフさんが「青くて痛くて儚い(はかない)」って間違えて言ってたけどわかるよ読みづらいよな」青くて痛くて脆い 名無しさんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館のスタッフさんが「青くて痛くて儚い(はかない)」って間違えて言ってたけどわかるよ読みづらいよな
原作未読です
同作者の「君の肝臓を食べたい」原作読みました映画見てません
肝臓は知人が好きで勧められたので小説を読んだのですが、オチでドン引きしたのと、道中で感情移入ができなかったので好きな話では無かったのですが
時間が余ってたまたま意味もなくなんとなく見たこの作品は(原作未読なので少なくとも映画は)とても好きなタイプの作品でした。
皮肉ではなくて本当に星5です
「必要以上に人と関わらない」みたいな信条を持った勘違い陰キャ大学生の田端楓(吉沢亮の顔は世界で150番目くらいにかっこいいのであながち勘違いでもないかもしれない)
と
現実的な解決案もないまま暴力はいらないとか語るヒロインポジの大学生の秋好寿乃(髪型がボブ)(何故かボブがいっぱい出てくる)
が50人ほど巻き込んだ喧嘩をする話です。
もしかするとちょっと違うかもしれませんが、感じ方は人それぞれですよね。
アクション映画では米国、中国等に遅れを取っている日本ですが、心の移り変わりや文字や言葉の暴力を題材にした場合は日本がダントツといって過言ではないでしょう。どうですか映画に詳しい人?
閑話休題
主人公はただ人見知りなだけなのに人と関わらないようにしてるということにしてできないをやらないにすり替えてる(ように感じる)心のヒヤリハットマン
ヒロインは、目の前で超暴力人間が暴れてるってわけでもないのに突然立ち上がり「暴力はいらない」だとか「武器を捨てれば良い」だとかいいつつも後半言葉の暴力で無双する一貫性ゼロキッズ
個人的には主役2人のキャラが両方とも性根が曲がってて登場シーンからずっとムカつくのですが、大喧嘩した挙げ句、喧嘩両成敗的な終わり方をし、スカッとする映画です。
「モアイ」というボランティアサークルを2人で立ち上げ、馴れ合いが始まるのですが、秋好寿乃の行動力へ憧れを抱きつつも(ここには恋心も含まれるかもしれない)二人三脚で進んでいけると思っていた田端楓が、秋好寿乃に彼氏ができたことにより一転ファンからアンチに変貌します。
しゃあねぇと割り切って秋好寿乃の彼氏とも仲良くなれば良いのではとも思いますが、田端楓くんは人見知りなので懐いた人としか話しができない。
さらにボランティアサークルから就活サークルへと華麗にジョブチェンジしたモアイは、他にもアンチがいるようです。
正直モアイがあーだこーだはどうでも良い部分なので割愛しますが
一番の盛り上がりポイントとして田端楓と秋好寿乃が口汚くなじり合うシーンですが、1時間前に(舞台上の時間経過はわかりませんが)暴力がいらないと言っていた秋好寿乃が言葉の暴力で田端楓を黙らせます。会話がすれ違っていてK.O.はできていなさそうなので判定勝ちです。精神の階級差は那須川天心とメイウェザーくらいありそうです。
話がずれますが、那須川天心とメイウェザーは階級差がなくてルールの折り合いが付けば面白い勝負になりそうです。
そのシーン後は必死の努力で就活サークルを潰したのに罪悪感で人見知りじゃなかったパターンの妄想シーンが入りますが、本筋がそのストーリーだと流石に退屈過ぎるので、このストーリーで本当に良かったと思います。
おしまい
(夏休みの日記かよ)