「思い込み」青くて痛くて脆い eigadorama3さんの映画レビュー(感想・評価)
思い込み
クリックして本文を読む
まず、予告で勝手にストーリー思い描く。
変な団体にはまって死んでしまった彼女の為に、復讐を決意する彼!って感じの映画かな?
映画が始まって、?なんか痛い感じの彼女じゃないか?みんなに引かれてるし…
前半部分、それは楓から見えた物語だった。
その人の感情を通しての話は、別の人から見れば別物になりうるということ。
自分の思い通りにならなかった現実を、『挫折』として受け入れて人は成長していく。でも、『今まで守ってきたものを壊された上に、酷い目にあった』と感じれば、これは憎しみ、恨みの塊となる。そこには、『正義』があるかも知れない。が、正義は人それぞれ、同じでは無い…と思った方が良い。
しかも、今時のSNSを使って、自分は表に出ないで他人の力を使って懲らしめようとする、姑息な反撃。心の非力を感じる。
秋吉は、自己肯定感があり、社交的で、やりたいことのために進める強い女の子だ。
楓にも何度もちゃんと聞いていた。それに圧倒されて拗ねていたんだね、楓。その気持ちもよくわかる。
『間に合わせ』ですれ違ったとしても共有した時間は人生において『必要』だったから起きたと思いたい。
そう思えれば、全ての幸せにつながる気がする。
長く生きてくればこそこそわかることですが…。
コメントする
レモンブルーさんのコメント
2020年9月11日
eigadoramaさん 共感をありがとうございましたm(_ _)m! 正義は人それぞれ、同じではない…ほんとそうですね?原作も楓の側からの物語だったので かなり一方的だったのですが、秋好から見たら全然違う話ですものね。若い時にはありがちな行き違いが痛い。『間に合わせ』であっても『必要』つて、改めて沁みる言葉だなぁと思います。